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藤商事 Research Memo(1):主力タイトルの販売が順調に進み、2018年3月期業績は大幅増収増益を計画

2017/11/27 15:31 FISCO
*15:31JST 藤商事 Research Memo(1):主力タイトルの販売が順調に進み、2018年3月期業績は大幅増収増益を計画 ■要約 藤商事<6257>は、パチンコ・パチスロ機の中堅メーカーで、「ホラー」系ジャンルや新規性のある演出の開発に定評がある。新規分野としてスマートフォン用ゲームアプリの開発にも注力している。無借金経営で手元キャッシュは200億円を超えており、財務内容は良好だ。 1. 主力タイトルの投入で上期業績は大幅増収増益 2018年3月期第2四半期累計(2017年4月-9月)の業績は、売上高で前年同期比40.2%増の29,553百万円、営業利益で同250.9%増の4,173百万円と大幅増収増益となった。主因は同社の主力タイトルである「リング」シリーズの最新機種となる「リング 終焉ノ刻」をパチンコ・パチスロ機の両方で投入したことによるもので、全体の販売台数は前年同期の6.29万台から7.07万台と12.4%増加した。特に、パチスロ機については新機種の投入がなかった前年同期に対して2018年3月期第2四半期は4機種を投入、2.04万台を販売したことで大幅に売上高が増加し、増収増益に寄与した。また、実売価格が当初の想定を上回ったことで、利益ベースでは会社計画を上回ったものと見られる。 2. 通期の業績も増収増益を見込む 2018年3月期は売上高で前期比51.7%増の50,000百万円、営業利益で2,500百万円(前期は2,271百万円の損失)と期初計画を据え置いた。下期では「CR喰霊 -零-」を11月に発売しており、2018年1月には同社主力タイトルのひとつである「CR地獄少女 宵伽(よいのとぎ)」を投入予定である。なお翌月2月には、遊技機規則の改正を控えている。ギャンブル等依存症対策の強化を目的とした今回の規則改正では、最大出玉数が従来の約3分の2に抑えられることになる。2018年2月より保通協に型式申請する機種から適用される。同社では来期以降の販売ラインアップも考慮し、出玉性能において優位性がある現行規則機での検定取得に注力しているところである。第2四半期時点では利益ベースでは計画を上回っているが、第3四半期以降、遊技機規則が改正されることによる市場への影響や商戦の状況を見極める必要があると見ている。 3. 逆風が続くなかで業界シェアを拡大し成長を目指す 業界を取り巻く環境は厳しいものの、同社は従来から取り組んでいる「開発力の強化」「利益体質の強化」を継続していくことで、業界シェアの拡大と収益性向上を図り、業績を拡大していく戦略だ。また、新規事業として注力しているスマートフォン用ゲームアプリでは、完全オリジナルのRPGゲーム「23/7(トゥエンティ スリー セブン)」を今冬にリリースする予定となっている。9月に開催された「東京ゲームショウ2017」にもブースを出展し、来場客の関心度も高かったようであり、今後の展開が注目される。 ■Key Points ・ホラー系やキャラクター版権を利用した機種開発に定評 ・風営法等の規則改正により現行規則は2018年1月末の型式試験申請まで可能であり、パチンコ・パチスロともに現行規則機の検定取得に注力。 ・下期はパチンコ機で主力タイトルを投入、通期でも増収増益を見込む (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《MH》
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パチンコ・パチスロ機の中堅メーカー。1958年創業。無借金経営。「とある」シリーズなどアニメジャンルが主力商品。パチスロ遊技機の新製品「スマスロ ゲゲゲの鬼太郎 覚醒」は24年8月上旬から導入予定。 記:2024/06/11