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ソルクシーズ Research Memo(1):FinTech、IoT、自動運転、AI分野等の戦略分野への取り組み強化

2017/11/27 7:54 FISCO
*07:54JST ソルクシーズ Research Memo(1):FinTech、IoT、自動運転、AI分野等の戦略分野への取り組み強化 ■要約 ソルクシーズ<4284>は、ソフトウェア開発事業とデジタルサイネージ事業を展開する。ソフトウェア開発では金融業界向けの比率が高く、単独売上高の7割弱を占める。また、グループ子会社を含めて、クラウド、IoT、自動運転、FinTechなど今後の成長が見込める分野に注力中。グループ戦略として、一定規模の収益水準に達した子会社については株式上場し、調達した資金で更なる成長を目指していく方針。 1. 2017年12月期第3四半期累計業績 10月31日付で発表された2017年12月期第3四半期累計の連結業績は、売上高で前年同期比9.3%増の10,560百万円、営業利益で同27.4%減の283百万円、経常利益で同27.8%増の455百万円となった。旺盛なシステム開発需要を背景に売上高は好調に推移したが、外注費の増加や特定プロジェクトで開発遅延が発生したことが影響し、営業利益は減益となった。ただ、営業外で投資事業組合運用益144百万円が発生し、経常利益では2ケタ増益となった。なお、開発遅延プロジェクトに関しては既に検収を終えている。 2. 2017年12月期業績見通し 2017年12月期通期の連結業績は、売上高で前期比0.8%増の13,400百万円、営業利益で同14.2%増の700百万円、経常利益で同39.9%増の845百万円を見込んでいる。第3四半期までの進捗率は売上高で78.8%、営業利益で40.4%、経常利益で53.9%となっている。売上高については会社計画を上回りそうだが、営業利益では第4四半期についても特定開発案件で納期前倒し要請があり、それに対応する外注費の増加が見込まれていることから、計画を下振れする可能性がある。ただ、(株)イー・アイ・ソルなど主要子会社の業績が好調で、経常利益段階での増益は確保できると弊社では見ている。 3. 直近のトピックス 2017年10月にSBIバーチャル・カレンシーズ(株)が進める仮想通貨の交換・取引サービスにおけるシステム構築を同社が支援していくことで合意したほか、豊田通商<8015>の車載ソフトウェア開発領域におけるコアパートナーとして、協業体制をより強固なものとし開発を進めていくことを改めて発表している。また、同社が資本出資した(株)アックスの子会社がAI技術に関する特許査定を取得したことを発表、同特許を用いたソリューション展開をグループで進めていく方針となっている。そのほか、クラウドサービス「Fleekdrive」については11月に高度なセキュリティ機能を新たに追加するなど機能改善を継続的に進めており、今後の契約数増加が期待される。「Fleekdrive」に関しては2018年からシンガポールでも販売代理店を通じて顧客開拓を進めていく予定にしている。 ■Key Points ・2017年12月期は外注費増や遅延プロジェクトの発生により利益ベースで下振れする可能性があるが経常利益は増益となる見通し ・FinTech、IoT分野など戦略分野の案件が動き出す ・2019年12月期に連結経常利益1,000百万円を目指す (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《TN》
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