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サカタインクス Research Memo(2):日本で3位、北米で3位、世界で4位の印刷インキメーカー

2017/10/16 15:36 FISCO
*15:36JST サカタインクス Research Memo(2):日本で3位、北米で3位、世界で4位の印刷インキメーカー ■会社概要 1. 会社概要 サカタインクス<4633>は1896年の創業以来120年の歴史を誇り、日本で3位、北米で3位、世界で4位規模の印刷インキメーカーである。印刷インキ事業をコアとして、120年の歴史の中で培われた環境配慮型の高機能・高付加価値製品の開発力、製品の高い信頼性・品質力を強みとしている。さらに、ビジネステーマである「ビジュアル・コミュニケーション・テクノロジーの創造」に向けて、インキの開発・生産で培ってきた基盤技術を機能性材料事業に応用展開し、新たな事業の柱の育成も目指している。 2017年12月期第2四半期末時点の資本金は7,472百万円、発行済株式総数は62,601,161株(うち自己株式数4,201,353株)で、連結従業員数は3,999名である。 2. 沿革 1896年個人商店(阪田インキ製造所)として大阪市で創業、新聞インキの製造・販売を開始した。1911年日本で初めて亜麻仁油製印刷インキ用ワニスの工業化に成功、1920年株式会社組織に改組、1961年大阪証券取引所市場第2部に上場、1962年大阪証券取引所市場第1部に指定替え、1987年商号をサカタインクス株式会社に改称、1988年東京証券取引所市場第1部に上場した。そして2016年11月に創業120周年を迎えた。 2016年12月には、(株)東京証券取引所及び(株)日本経済新聞社が共同で算出・配信する「JPX日経中小型株指数」(2017年3月13日算出開始)の構成銘柄に選定された。 また、2017年1月には「大阪市女性活躍リーディングカンパニー」の認証を取得した。 3. 事業内容 日本・アジア・北米・欧州市場向けに紙媒体用インキ(新聞インキ、オフセットインキ)及びパッケージ用インキ(フレキソインキ、グラビアインキ、メタルインキ)を製造・販売する印刷インキ事業を主力として、日本市場向けに印刷製版用材料や印刷関連機器を仕入・販売する印刷用機材事業、日本・アジア・北米・欧州市場向けにインクジェットインキ、トナー、カラーフィルター用顔料分散液、機能性コーティング剤などを製造・販売する機能性材料事業、その他事業(日本市場向け化成品等販売事業、ディスプレイ関連事業、色彩機材関連事業)を展開している。 4. 日本及び海外合わせて18の国・地域にグローバル展開 2017年12月期第2四半期末時点のグループ企業は、同社、連結子会社23社、持分法適用関連会社6社、及び非連結子会社2社で構成され、同社から分離独立した電子部品輸出入・EMS事業のシークス<7613>は持分法適用関連会社である。 2016年11月には米国子会社を通じて、ブラジル連邦共和国の印刷用インキ製造販売会社であるCreative Industria e Comercio Ltda.(以下、クリエイティブ社)を買収した。当面は非連結子会社だが、同社にとって南米初の生産拠点となる。 また、クリエイティブ社を含めて、日本及び海外合わせて18の国・地域に印刷用インキ製造販売拠点を展開している。 5. 東洋インキSCホールディングスとの資本業務提携を継続 東洋インキ製造(株)(現東洋インキSCホールディングス<4634>)と、1999年に生産・ロジスティックス・デジタル関連事業及び国際事業に関して業務提携し、2000年に資本提携した。 そして、2017年2月には東洋インキSCホールディングスとの業務提携推進及び資本提携継続を発表した。業務提携では物流分野における一層の効率化、生産分野における相互補完、BCP対策に基づく緊急時における国内外拠点での生産補完を推進する。また、業務提携の実効性を高めるとともに、長期的なパートナーシップ構築に向けて、相互に保有している株式のうち8割に当たる普通株式について継続保有していくことで合意した。2割については相互に自社株買いを実施し、自己株式として取得した。株式持ち合いを縮小して相互の保有比率を引き下げたが、東洋インキSCホールディングスは引き続き同社の第1位株主であり、資本業務提携の関係を継続する。 6. 新たな企業広告デザインを掲出して企業イメージを向上 同社の新たな企業広告デザインを作製し、2017年6月にはJR東海道新幹線の東京駅南乗り換え口構内に、また2017年8月にはJR東海道・山陽新幹線の新大阪駅コンコースに、それぞれ同社の企業広告を掲出した。ダイナミックなカラーリングを施したハート形の世界地図が、視覚的印象から“心臓”を想起させ、それをキャッチコピーに生かして「世界が鼓動する美しい色を。」としている。企業イメージの向上につながる効果が期待される。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展) 《MW》
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4633 東証プライム
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時価総額 83,208百万円
1896年創業の印刷インキメーカー。各種印刷インキ、粉体トナーなどの機能性材料を手掛ける。アルミ缶用インキで世界トップシェア。総還元性向50%以上目指す。パッケージ分野中心に環境配慮型製品を積極展開。 記:2024/07/01
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時価総額 161,460百万円
東洋インキを中核とする持株会社。1896年創業。旧社名は東洋インキSCHD。TOPPANグループ。缶用塗料、高感度UVインキなどで国内高シェア。液晶ディスプレイカラーフィルター用材料は中国などで拡販進む。 記:2024/08/26
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時価総額 55,642百万円
EMS(電子機器製造受託)国内最大手。1992年にサカタインクスの海外事業部が分離・独立して設立。電子部品の調達サービス、プラスチック成形等も。24年11月にインド・ベンガルールに販売会社を設立予定。 記:2024/09/02