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エコモット Research Memo(1):高成長中、地に足の着いたIoTソリューションベンダー

2017/10/4 16:00 FISCO
*16:00JST エコモット Research Memo(1):高成長中、地に足の着いたIoTソリューションベンダー ■要約 エコモット<3987>は、2017年6月に札証アンビシャス市場に上場したIoTネイティブ銘柄である。少子高齢化による労働力不足に代表される社会的課題を、IoTを利活用して解決することを企業使命とする。過去10年間に累計7,000現場にIoTシステムを設置した実績を持ち、常時18,000アイテム以上を運用しているIoTインテグレーターだ。モノのインターネットであるIoTは、現実世界で起こる温度や振動などの物理現象をセンサーにより電気信号に変換し、通信デバイスにより通信回線でインターネットに接続してクラウド上のサーバーにデータを収集する。サイバー空間でデータの加工や解析、他のシステムと連携をし、顧客の「業務効率化」「コスト削減」「業績向上」に貢献している。同社は、IoTプラットフォームから、システム構築、通信デバイスの設計・製造、“泥臭い”設置工事までサイバー空間と現実世界の作業の両方を手掛ける稀有な存在である。 1. IoTネイティブのソリューションベンダー 主力事業は、「MCPC award 2015」プロバイダー部門グランプリを受賞したデータコレクトプラットフォーム、創業事業であり燃料コストや環境負荷低減を可能とする融雪装置遠隔制御システム、国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)登録製品をラインナップにそろえた建設情報化施工支援ソリューション、危険運転の「見える化」によりドライバーに安全運転意識向上を促す交通事故削減ソリューションである。IoT運用により大量に発生するセンサーデータをリアルタイムかつ効率的に扱うための各種機能を実装した自社開発のIoTプラットフォームは、カスタマイズして「KDDI IoTクラウド Standard」としても提供している。 2. 高成長中 2018年3月期の予想売上高は1,500百万円と5年間で3倍となる見込みだ。2017年3月期の業績は売上高が前期比85.5%増、経常利益は同711.8%増であった。急成長の後だけに、2018年3月期予想は同9.4%の増収、同6.8%の経常増益と抑え目にしてある。ただし、2018年3月期1四半期の売上高は倍増しており、高成長を維持している。 3. IoT普及の環境が整備されつつある 人工知能(AI)やIoTを前提とした移動体通信規格によるサービスが導入されると、IoTの普及が加速することが期待される。2018年に携帯電話大手3社は、通信速度は遅いものの、低消費電力、低通信コストで遠距離通信を可能にするLPWAの商用サービスを開始する予定だ。水道の自動検針などを可能にし、様々な分野でIoTサービスの利用を促進するだろう。また、2020年にサービス開始が見込まれている第5世代移動通信システム(5G)も、IoTで使用されることを前提としている。 ■Key Points ・急成長中のIoTネイティブのソリューションベンダー ・2017年3月期の業績は売上高・利益ともに大幅増 ・AI、LPWA、5GなどがIoTの普及を後押し (執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健) 《MW》
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時価総額 2,329百万円
融雪システム遠隔監視ソリューション「ゆりもっと」、建設現場向けDXサービス「現場ロイド」等のIoTインテグレーション事業を展開。遠隔臨場ソリューション「Gリポート」などは順調。EV充電スタンドの拡販図る。 記:2024/06/09