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アンビション Research Memo(1):2017年6月期通期は、大幅な増収増益で着地
2017/9/29 15:21
FISCO
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*15:21JST アンビション Research Memo(1):2017年6月期通期は、大幅な増収増益で着地 ■要約 AMBITION<
3300
>は、都心で若年層向けマンションのサブリース事業を中心に不動産関連サービスを展開する急成長企業である。「不動産SPA」のコンセプトのもと、サブリース(転貸)事業※1「かりあげ王」、賃貸仲介事業「ルームピア」「バロー」、売買事業※2「かいとり王」、民泊や家具付き賃貸サービスなどを通じて、顧客の様々なライフステージに適応する事業を展開している。 ※1 サブリース(転貸)事業は、同社では「プロパティマネジメント事業」の一部である。 ※2 売買事業は、同社では「インベスト事業」の一部である。 1. 事業概要 主力のプロパティマネジメント事業は、特に東京23区のDINKS・単身者向けマンション・デザイナーズマンションなどを借り上げてサブリース(転貸)する点に特徴がある。サブリース戸数は2017年6月末時点で8,754戸(前期比27.0%増)と大幅に伸びた。全社売上高の65.3%を占める。賃貸仲介事業は、首都圏17店舗において自社物件を始めとする賃貸物件の仲介を行っており、サブリース(転貸)事業を援護する存在だ。また、首都圏の中古マンション流通の活況を背景に、購入・リノベーション・入居率向上・売買を行うインベスト事業も業績は好調であり、全社利益への貢献が大きい。 2. 業績動向 2017年6月期通期の連結業績は、売上高が前期比48.1%増の14,578百万円、営業利益が同46.1%増の291百万円、経常利益が同37.2%増の268百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同35.9%増の148百万円と大きく業績を伸ばした。主力のプロパティマネジメント事業におけるサブリース戸数が8,754戸(前期比27.0%増)と順調に伸び、増収に寄与した。期初から先行して多めに物件を仕入れたために入居率は低く推移してきたが、転居が本格化する第3四半期(1月−3月、新入学・就職時期)以降に入居率が一気に向上し、増収増益を達成した。 3. 業績見通し 2018年6月期通期の連結業績は、売上高が前期比3.6%増の15,099百万円、営業利益が同11.3%増の324百万円、経常利益が同11.7%増の300百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同12.6%増の167百万円と引き続き増収増益を計画する。主力のサブリース事業においては、10,000戸(前期比15%増)を計画しており、高い成長を見込む。一方、インベスト事業に関しては、堅めの数値を計画に盛り込んだ。売上・各利益ともに、最低でもこのラインまでは行くという保守的な業績予想と理解したい。 4. 成長戦略 同社は、2017年7月24日付で金融庁から認可を受け、「ホープ少額短期保険」として、事業を開始。まずは、AMBITION グループのルームピア・VALORの各店舗が代理店となり、約15,000戸(うちサブリース8,754戸)を超える管理物件及び今後入居する物件を対象とするが、将来的には代理店を増やして、グループ外の物件・顧客にも対象を広げたい考えだ。 2017年7月14日には、and factory(株)と事業協力に合意し、スマートホステルブランド「&AND HOSTEL」の事業開発に着手すると発表した。「&AND HOSTEL」はand factoryがプロデュースする日本初となる IoT体験型宿泊施設。最先端のIoTデバイスにより、部屋自体がエンターテイメント空間となり、宿泊体験を観光目的の1つとすることを狙う。今後は、同社が物件開発を行い、「&AND HOSTEL」ブランドを冠し、運営を共同で行うことが想定される。 2017年5月11日には、福島電力の販売代理店として電力を供給するサービス(アンビション電力)を開始したことを発表した。同社のサブリース物件(8,754戸)を含む管理物件(約15,000戸)に対して、東京電力<
9501
>等の地域電力会社が販売する価格より割安な料金プランで電気を提供し、入居者の顧客満足度向上とともに、安定収入源の確保を狙う。 ■Key Points ・2017年6月期通期は、大幅な増収増益で着地。2018年6月期も増収増益予想、サブリース戸数10,000戸(前期比15%増)目標 ・エボラブルアジアへの第三者割当増資により自己資本比率が向上 ・入居者向けに保険サービスを開始。IoTを活用した宿泊施設「&AND HOSTEL」と事業協力合意 (執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫) 《HN》
関連銘柄 2件
3300 東証グロース
アンビション DX ホールディングス
2,220
11/22 15:30
+81(3.79%)
時価総額 15,436百万円
住居用不動産のサブリースを行う賃貸DXプロパティマネジメント事業を展開。賃貸物件の仲介、新築投資用ワンルームマンションの販売等も。管理戸数は2.5万戸超。不動産DX事業では営業人員の強化などを図る。 記:2024/08/23
9501 東証プライム
東京電力ホールディングス
558.8
11/22 15:30
-2.2(-0.39%)
時価総額 898,002百万円
電力事業を行う東京電力グループの事業持株会社。福島第一原発の廃炉作業や賠償・除染事業に重点。電気代の値上げは寄与するが、原油高や節電進み環境厳しい。柏崎刈羽原子力発電所7号機は再稼働の時期を見通せず不透明。 記:2024/07/13
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