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RIZAPーG Research Memo(6):2017年度は全上場子会社が営業利益黒字化を見込む

2017/9/25 15:26 FISCO
*15:26JST RIZAPーG Research Memo(6):2017年度は全上場子会社が営業利益黒字化を見込む ■業績の動向 3. 子会社の収益改善の状況 RIZAPグループ<2928>は上場子会社8社と10社を超える非上場子会社を抱えている。決算情報が公表されている上場子会社について見ると、全体として順調に業績改善が進んでいるというのが弊社の評価だ。 今第1四半期までに改善が顕著だったのはイデアインターナショナル、マルコ、夢展望、パスポートの4社だ。イデアインターナショナルは2013年にグループ入りして以来、ブランドと商品の再構築に努めた結果、キッチン雑貨やトラベル商品などの看板商品を擁して完全に黒字化が定着した。 マルコは2016年にグループ入りして以来、自社割賦販売の導入、低価格帯の新ブランド投入、販売・生産体制の改善などの結果、第1四半期として9年ぶりに黒字化を達成したほか、今通期では前期比10倍近い大幅増益を予想している。 夢展望は商品企画、販売体制に大きくメスを入れた結果、アパレルECの既存事業が大幅増益となり、第1四半期として初の黒字となった。今第1四半期の利益額は、子会社取得に伴う負ののれんがあるため誇張されている面はあるが、第1四半期の時点で営業利益の通期予想に対する進捗率が97%に達している点は注目点だ。 パスポートはニューコンセプトのもとリニューアルした11店が、改装前に比較して売上高で10%、客数で22%それぞれ増加した。この結果今第1四半期は黒字に浮上した。今後はニューコンセプトショップへの移行を全店舗に拡大するとともに、新カテゴリー商品の強化も行って通期ベースでの黒字確保を目指す方針だ。 今第1四半期に営業損失となった残り4社のうち、SDエンターテイメントは今第1四半期に先行投資を行ったことが理由であり、第2四半期以降の巻き返しが期待される。また堀田丸正は2017年6月にグループ入りしたばかりであり、グループ入り後の業績改善の評価は第2四半期以降となる。元来が黒字企業であり、今第1四半期の営業損失は事務所・システムの統合費用などの一時的な構造改革費用によるものだ。 ジーンズメイトとぱどは、グループ入り以来コスト構造改革や先行投資などに取り組んでおり、両社とも通期ベースでは営業利益の黒字転換を計画している。これまでのところ順調に進捗しているもようだが、グループ入りして日が浅いこともあり、今第1四半期決算においては効果が顕在化していない状況にある。 収益改善の進捗や株主還元の強化などが評価され、株式市場において上場子会社の株価は全般に堅調に推移している。一時的に急騰をみせた子会社もあったが、ある程度株価が落ち着いた現状でも、上場子会社の含み益は高水準が続いている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《HN》
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ボディメイク事業等を展開するRIZAPを中核とする持株会社。健康食品等の販売を行う健康コーポレーション、インテリア雑貨等を手掛けるBRUNOなども傘下に持つ。chocoZAP事業の拡大に引き続き注力。 記:2024/08/27