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ダイナック Research Memo(1):既存店売上高は前年比プラスで堅調に推移。収益基盤づくりも着実に進展

2017/9/6 15:00 FISCO
*15:00JST ダイナック Research Memo(1):既存店売上高は前年比プラスで堅調に推移。収益基盤づくりも着実に進展 ■要約 ダイナック<2675>はサントリーグループの中の外食事業関連の中核企業。「食の楽しさをダイナミックにクリエイトする」という企業理念のもと、直営ビジネスとして「響」「燦」「魚盛」などのレストラン・バーを直営するほか、受託ビジネスとしてゴルフ場やリゾート施設などのレストランの運営受託を行っている。 1. 2017年12月期第2四半期は既存店売上高が前年比101.3%と堅調に推移 2017年12月期第2四半期決算は売上高17,383百万円(前年同期比0.0%減)、営業利益147百万円(同8.3%減)で着地した。表面的な数値は良く見えないが、弊社が最も重要なKPI(重要経営評価指標)と考える既存店売上高が3月以降は安定して前年比プラスを維持しており、実質的には堅調な決算だったというのが弊社の評価だ。決算数値が伸びなかった大きな要因は予定外の事業譲渡であり、これは中期的には同社が進める業態価値の向上につながる施策だとみている。 2. 中期経営計画の中心課題である収益基盤の強化も順調に進捗 同社は3ヶ年ローリング中期経営計画を毎年発表しており、現在は2017年−2019年の3ヶ年中期経営計画に取り組んでいる。『“選ばれる”ブランドへ』の経営ビジョンのもと、現在は継続的な成長を実現するための収益基盤の強化に取り組んでいる。主力の直営ビジネスでは、バー・レストランの業態カテゴリー別に、それぞれ進化・深耕を図って業態価値の向上に取り組んでいる。これまでに鳥居酒屋やイタリアンのカテゴリーにおいて新型の店舗をオープンし、今後もそうした動きが継続していく見通しだ。 3. 2017年12月期通期は会社予想に対し未達となる可能性も、実体的には好調が持続 2017年12月期通期の業績予想は、当期純利益以外は期初予想が維持されたままだが、上半期の新規出店・退店の実績及び今後の修正計画に照らすと、会社予想に対して未達となる可能性を視野に入れておくべきと考えている。しかしながら、弊社では予想対比よりも既存店売上高の動向や前年対比での業績トレンドをより重視して評価すべきだと思われる。その点では同社が目指しているところから大きく外れることはないとみている。同社は出店環境も含めた事業環境の厳しさは織り込み済みであり、店舗リニューアルや業態転換なども交えて事業環境の変化に対して柔軟に対応しながら中期経営計画の実現を目指していく方針だ。 ■Key Points ・上半期の既存店売上高は全社ベースで101.3%と健闘。“お客様に選ばれる店づくり”が定着しつつある ・直営ビジネスでは“業態カテゴリー”の進化・深耕を推進し、選ばれる店づくりを目指す ・下半期も既存店売上高の好調は持続が期待されるものの、新規出店の遅れにより通期予想には未達となる可能性 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《TN》
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時価総額 9,122百万円
首都圏・関西圏を中心にレストランやバーを直営展開。ゴルフ場食堂などの運営受託も。コロナ禍が直撃し、昨年末時点で債務超過に。21.12期も苦戦の見込み。親会社サントリーHDが完全子会社化に向けてTOB実施。 記:2021/04/07