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サイネックス Research Memo(1):地方創生のプラットフォームを担う「社会貢献型企業」の役割と収益成長を両立

2017/8/31 15:11 FISCO
*15:11JST サイネックス Research Memo(1):地方創生のプラットフォームを担う「社会貢献型企業」の役割と収益成長を両立 ■要約 サイネックス<2376>は地域密着型情報発信企業。50音別無料電話帳『テレパル50』の発行からスタートし、市町村の行政情報などを網羅した無料行政情報誌『わが街事典』を全国展開している。Webを活用してふるさと納税支援や地域特産品の販売なども行っており、地方創生を総合的に支援する社会貢献型企業であることを経営方針としている。 1. 出版事業は順調な拡大が続く。『わが街事典』は再版需要が成長エンジンに 主力の出版事業のうち、『わが街事典』の2017年3月期の発行自治体数は183と過去最高を記録した。注目すべきはその内訳で、新規発行自治体72に対して再版発行自治体は111と大きく増加した。『わが街事典』の既発行自治体数は720超となっている。弊社では『わが街事典』事業の対象自治体数は900~1,000程度と推測しているが、既発行自治体数が700を大きく超えてきたことで、再版需要が今後の成長エンジンになるとみている。 2. WEB・ソリューション事業には高い成長ポテンシャルがあると期待 WEB・ソリューション事業は、中長期的に成長が期待される。ふるさと納税の存在感がますます高まる中、関連サービスが順調に拡大している。また地域の特産品をECで販売する『わが街とくさんネット』や地方への送客支援の『わが街トラベル』も順調に拡大が続いている。最近では、クラウド型で自治体公式ホームページや自治体公式アプリの運用を支援するサービスや、健康寿命増進システム『わが街ヘルスケア』を開始した。WEB・ソリューション事業の足元の収益性は低いが、中長期的な成長ポテンシャルは大きいと弊社では考えている。 3. 業績は順調に推移。2018年3月期の利益見通しは控え目な印象 2017年3月期は、売上高13,292百万円(前期比11.6%増)、営業利益806百万円(同22.8%増)と、大幅増収増益で着地した。出版事業が順調に増収増益となったほか、ロジスティクス事業も子会社のフル連結化で収益を拡大させた。2018年3月期は、売上高14,000百万円(前期比5.3%増)、営業利益820百万円(同1.6%増)を予想している。売上高は買収子会社のフル寄与による増収を予想しているものの、利益は横ばいの見通しだ。弊社では前期から事業環境が大きく変化する要因はないと考えており、利益見通しについては控え目という印象を持っている。 ■Key Points ・地方創生のプラットフォームの役割を担う“『社会貢献型』企業へ”という経営理念がすべての出発点 ・『わが街事典』は再版需要に大きな成長余地。『テレパル50』とのベストミックスで高収益性を実現 ・M&Aは成長戦略の重要な一角。印刷系やソフト・IT系企業に可能性があるとみる (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《HN》
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地域行政情報誌「わが街事典」の発行等を行う情報メディア事業、DMソリューション等のロジスティクス事業が柱。DXサポート事業、ヘルスケア事業等も。デジタルプラットフォームアプリ「わが街Pay」の提供開始。 記:2024/09/01