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インテリックス Research Memo(5):積極的な事業展開によりたな卸資産、有利子負債が増加

2017/8/25 15:35 FISCO
*15:35JST インテリックス Research Memo(5):積極的な事業展開によりたな卸資産、有利子負債が増加 ■業績動向 3. 財務状況と経営指標 インテリックス<8940>の2017年5月期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比3,677百万円増加の35,710百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産ではたな卸資産が同3,343百万円増加の22,646百万円となった。このうち、リノヴェックスマンション用物件は、同17億円増加の159億円、賃貸用及びアセットシェアリング用物件については同15億円増の65億円といずれも物件の取得を積極的に進めたことで増加した。また、固定資産は長期保有収益物件(オフィスビル等)が同4億円減の52億円と減少したことを主因に、同227百万円減少の7,012百万円となった。 一方、負債は前期末比3,042百万円増加の26,190百万円となった。積極的な仕入活動により、有利子負債が同2,846百万円増加の23,863百万円となったことが主因となっている。また、純資産は配当金の支払いによる支出306百万円があったものの、親会社株主に帰属する当期純利益891百万円を計上したことにより、同634百万円増加の9,519百万円となった。 経営指標を見ると、自己資本比率は前期末の27.7%から26.6%に低下した。有利子負債が増加したことが主因で、有利子負債比率も前期末の237.2%から251.3%とさらに上昇している。金利が上昇局面に転じれば財務リスクが高まるものの支払利息は2017年5月期で351百万円と低水準であり、超低金利が続く状況下においては財務レバレッジを効かせた経営を行うことが有効であるとの判断による。ただ、自己資本比率の水準としては25%以上を維持していく方針で、今後は積極的な仕入れを継続しつつアセットシェアリング事業の拡大等により資産のオフバランス化を進めることで資金効率を高めていきたい考えだ。 収益性指標を見ると、売上高営業利益率やROA、ROEといずれも前期比で低下している。前述したように、リノヴェックスマンション事業の利益率が低下したことが主因だ。2018年5月期についても人材投資を積極的に行っていくことにより収益性は若干低下するものの、中期的にはアセットシェアリング事業やリノベーション内装事業等のオフバランス事業が拡大することで、収益性も向上していくことが予想される。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《HN》
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