*07:39JST 日本石油輸送---中期経営計画(3ヵ年)を策定、最終年度の2019年度には営業利益12億円以上の達成を目指す
日本石油輸送<9074>はJXTGホールディングス系。石油・高圧ガス輸送が主力で、鉄道輸送に強み。石油化学製品の輸送も行う。一般物資輸送用コンテナのリース・レンタルも手掛ける。
2018 年3月期は売上高が前期比0.1%増の310.0億円、営業利益が同8.7%減の10.5億円、経常利益が同8.0%減の13.5億円、当期純利益が同16.2%減の8.5億円を計画している。燃料費や人件費の増加が圧迫要因となり、営業利益は減益になる見通しだ。足元の業績では、2018年3月期第1四半期決算は売上高が前年同期比3.7%増の71.13億円、営業利益が同5.5%減の0.46億円、経常利益が同17.0%減の1.4億円、四半期純利益が同1.6%増の0.89億円で着地。前年同期比では燃料費の上昇による影響があったものの、ほぼ計画通りに推移している。
国内の石油製品の需要が長期的に減少すると予想される中、同社は、「Shift for the Next 安全の徹底と質の高いサービスで未来への責任を果たします」というキャッチフレーズのもと、同社グループを継続的に成長させるため、2017年度から2019年度までの中期経営計画を策定。同計画においては、輸送シェアの維持・拡大を通じた収益力の確保、LNG輸送、水素輸送、化成品における海外輸送等の成長分野の推進、グループ連携の強化等による生産性向上に取り組み、最終年度の2019年度に売上高330億円以上、営業利益12億円以上、経常利益15億円以上の達成を目指すとしている。
《TN》