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タマホーム Research Memo(4):2017年5月期は3期ぶりに黒字転換、会社予想を大幅上方修正

2017/8/15 15:14 FISCO
*15:14JST タマホーム Research Memo(4):2017年5月期は3期ぶりに黒字転換、会社予想を大幅上方修正 ■業績動向 1. 2017年5月期の業績概要 タマホーム<1419>の2017年5月期の連結業績は、売上高で前期比13.5%増の157,001百万円、営業利益で同116.3%増の3,901百万円、経常利益で同242.0%増の3,475百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で901百万円(前期は446百万円の損失)と売上高で3期ぶりの増収、営業利益、経常利益は4期ぶりの増益決算となった。2014年4月の消費増税導入以降、ローコストビルダーの台頭もあって業績の低迷が続いてきたが、ようやく底を脱し再成長に向けた体制が整ったと考えられる 主力の注文住宅において、2016年7月より投入を開始した地域限定商品や前期から販売を開始したベーシックライン商品(低価格帯商品)等の販売が好調に推移し、販売棟数で前期比13.1%増の7,275棟、売上高で同10.4%増の126,423百万円と好調に推移したことが増収増益要因となった。また、2015年9月より営業活動を本格的に再開したリフォーム事業の売上高も同230.5%増の4,548百万円と急回復し、収益増に寄与した。 売上原価率が前期比で0.2ポイント上昇したが、これは注文住宅事業において地域限定商品やベーシックライン商品など相対的に利益率の低い商品の販売構成比が上昇したことによる。販管費は人件費の増加があったものの、広告宣伝費や賃借料などを抑制したことにより販管費率で前期比1.4ポイント改善し、営業利益率は同1.2ポイント上昇の2.5%となった。 また、営業外収支は為替差損益の変動(73百万円の利益)を主因として、前期比361百万円改善した。特別損失として減損損失564百万円、和解金119百万円等を中心に922百万円計上したものの、経常利益段階までの増益によって吸収し、親会社株主に帰属する当期純利益は3期ぶりに黒字転化した。 なお、会社計画比では注文住宅事業の売上高が施工能力不足により若干下回ったものの、利益面では保守的に計画していた住宅事業の収益が想定以上に伸びたことにより、すべての項目で計画を上回って着地した。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《HN》
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注文住宅の建築請負が主力。木造ローコスト住宅に強み。リフォームや戸建分譲、マンション販売、オフィス区分所有権販売、エネルギー事業等も。注文住宅のシェア拡大が成長戦略の軸。既存営業エリアの深耕を図る。 記:2024/08/09