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【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家株ファイター:なでしこ銘柄が上がる?!

2017/7/20 10:09 FISCO
*10:09JST 【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家株ファイター:なでしこ銘柄が上がる?! 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「株ファイター」氏(ブログ「株ファイターの株報道」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ---- 2017年7月13日10時に執筆 「なでしこ銘柄」は、女性が活躍しやすい環境を整えている企業を指す。女性の社会進出を進めることは日本政府の政策であり、この政策に沿った取り組みを推進する企業には社会的にも高い評価が与えられる。働く意欲はあっても様々な制約から就労していない人は少なくないことから、人材確保のうえで女性の活用は有効だと言えるだろう。 ■労働力不足で女性活躍が進むか 日本では失業率が低い状態となり、労働力不足が深刻だ。有効求人倍率は地方部でも上昇しており、物流企業などでは人材不足が原因でサービス変更を余儀なくされている。 特に日本では外国人労働者の活用が遅れている。景気変動はあっても労働力人口は少子高齢化に伴い着実に減少していることから、今後も労働力不足の傾向は続くだろう。 そこで、働く意欲のある女性が働きやすい環境を整え、労働力を確保したいところだ。企業としてもブラック労働が社会問題となるなか、社員に多くの残業を課すことを控えたい思惑がある。残業代を削減できれば女性の就労環境整備にかける予算も生まれることから、今後、各企業で女性の活用が進むだろう。先進的な取り組みを進めるなでしこ企業がまずは優秀な女性を確保することが見込まれるぜ。 ■政府による政策も後押し 日本政府は「1億総活躍社会」を目指して働き方改革に取り組んでいる。残業を減らす取り組みが進めば、ワークシェアリングと同じ形で必要な労働者数が増加するからな。労働人口が減少するなか、女性の活躍は急務と言えるぜ。 女性が働きやすい環境を整えるためには、子育てとの両立を可能にする必要がある。既に企業内に託児所を設置するケースが見られるほか、政府や地方自治体でも待機児童の解消に努めているぞ。 また、実現はしていないものの子育て支援を強化する目的で「こども保険」の創設が提案されるなど、高齢者偏重の政策に変化の兆しが見られているぜ。経済産業省がなでしこ銘柄の選定に関わるなど、女性の活用に前向きな企業は投資家からも評価されやすくなっているぞ。 ■なでしこ銘柄が注目されている理由 労働力不足が深刻化してきたことがなでしこ銘柄が注目されている一番の要因だろう。男女雇用機会均等法の制定など、以前から女性の社会進出を進めるための取り組みは見られていたが、これまで失業率が高い状態では企業にとって女性の活用は急務とは言えなかったのだろう。 しかし、景気回復に伴い必要な労働力が増えている。1人当たりの労働時間減少につながる残業の削減やプレミアムフライデーといった取り組みも女性活用への後押しとなっているはずだ。 投資においてもIR活動への積極性をチェックしたり、ESG投資が見られたりと直接的に利益を生み出す力以外でも銘柄に評価が下される時代となった。なでしこ銘柄も対象となる企業が明示されることで、投資家の注目を集めやすいと言えるぜ。 ■株ファイターオススメのなでしこ銘柄 <7201>日産自動車 同社は早い段階から女性の活用を進めてきた。2年以上にわたっての育児休業の取得が可能なほか、子供が小学生のうちは就業時間短縮制度の活用も可能だぞ。女性管理職の比率向上にも努めており、なでしこ銘柄の筆頭格と言えるぜ。 <9005>東京急行電鉄 同社は男女に平等な訓練や待遇を与える体制を早くから整えてきた。2001年度から女性を鉄道の駅務などの現業職場において正社員として採用してきた実績もあるぞ。近年では女性社員向けのフォーラムや交流会を設定し、女性同士の交流の場を設けてさらに働きやすい環境を整えているぜ。 <9532>大阪ガス 同社ではフレックスタイム制の導入など基本的な取り組みに加えて、残業防止のため20時に帰宅を促すなどしてスマートワークを実現しているぜ。不必要な仕事を減らすことで労働者はもちろん、企業の費用負担も削減できる。2015年度には大阪市から表彰を受けるなど地域でも女性活躍推進への取り組みが認められているぞ。 ■一言 なでしこ銘柄は毎年選定されており、女性活躍を推進している企業が明確になる。労働力不足やブラック労働の改善と合わせて女性活躍の重要度が高まるだけに、中長期的にも注目できるテーマと言えるだろう。 今回のなでしこ銘柄は、今挙げた3つの銘柄のほかに、自身のブログ【株ファイターの株報道】にてさらにいくつか紹介している。そっちの方もチェックしてみてくれ。 その他にも、話題のテーマ株であるIoT関連、人工知能関連、フィンテック関連、ドローン関連、自動運転関連、TPP関連、バラスト水処理関連、トランプ関連や個人的に注目しているリニア中央新幹線関連、ロボット関連、リチウムイオン電池関連、ZMP関連などの情報を無料で公開しているから、興味があったら【株ファイターの株報道】と検索だ! ---- 執筆者名:株ファイター ブログ名:株ファイターの株報道 《HK》
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自動車大手。仏ルノー、三菱自と3社連合を形成。EV展開で先行。24.3期3Q累計は中国の競争激化。だが半導体不足解消を受けて中国以外で販売を伸ばす。値上げ効果も出て増収増益に。ホンダとEV分野で提携検討。 記:2024/04/12
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関西地盤の大手都市ガス会社。ガスの生産・供給やガス供給線の建設・保全、ガス器具の販売を手掛ける。電力小売事業も。ガス販売量は家庭用減少も業務用増加で補う。電力販売量は小売が増加。脱炭素へ投資拡大。 記:2024/07/13