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プラザクリエイト Research Memo(10):2018年3月期予想は利益に関して控え目な印象

2017/7/14 16:24 FISCO
*16:24JST プラザクリエイト Research Memo(10):2018年3月期予想は利益に関して控え目な印象 ■今後の見通し 2018年3月期についてプラザクリエイト<7502>は、売上高22,000百万円(前期比0.0%増)、営業利益300百万円(同183.8%増)、経常利益200百万円(前期は175百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益100百万円(前期は46百万円の損失)と予想している。 売上高22,000百万円の事業セグメント別内訳は明らかにされていないが、モバイル事業はストック型の収益構造であることや新店効果などを勘案すると、前期比増収となると考えられる。そこから逆算すると、プリント事業において前期比減収を想定していることになる。フォト&モア化に適さない店舗の閉店を進めることや、FC化店舗数を前述のように50店~100店と積極的に進める計画であることが減収予想へつながっているとみられる。 利益については、経常利益が前期比375百万円増の200百万円が予想されている。モバイル事業において、継続契約手数料が順調に積み上がっていることや前期出店の13店舗のフル寄与などにより、前2017年3月期同様、150百万円~200百万円の前期比増益は充分期待できると考えられる。売上高同様、そこから逆算して考えると、プリント事業において前期比150百万円~200百万円の経常増益を想定していることになる。この点について、弊社はかなり控え目な想定だと考えている。 プリント事業の前期の営業損失の中には、ファーストラボ立ち上げの先行費用(約30百万円)や新アイテムのための提携工場立ち上げ費用(50百万円)などの一時的費用が計上された。また、営業外費用の中にシンプレスジャパンの持分法投資損失284百万円が計上されていた。これらがなくなるだけで、経常利益段階で約350百万円の損益改善が期待できる。加えて、プリント事業における非フォト&モア店舗の閉鎖や直営店からFCへの切替えは利益面ではプラス要因になると弊社ではみている。以上のような観点から、2018年3月期の業績見通しは特に利益面で非常に控え目な予想だというのが弊社の見方だ。 2018年3月期の進捗を見る上で注目すべきポイントは、月次で開示される既存店売上高の動向や店舗の異動状況(直営からFCへの切替え、モバイル事業の出店、及びファーストラボの設置店舗数)はもちろんだが、同社が今後リリース予定の新サービス・商品だと考えている。前述のように、同社が目指す方向性は、プラザクリエイトの原点と言うべき創造性(クリエイティビティ)あふれる企業への回帰にある。その想像性がパレットプラザ店頭でのサービス・商品としてどのような形で発現されるか、期待を持って見守りたい。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《TN》
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ソフトバンクなどの携帯キャリアショップの運営等を行うモバイル事業が主力。写真サービス店「パレットプラザ」のFC展開、アパレル事業等も。新規事業への投資はほぼ完了。モバイル事業では法人向け営業を強化。 記:2024/06/18