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【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家元・社長:自動運転関連銘柄として存在感を増してきている日清紡HDに注目

2017/6/29 10:54 FISCO
*10:54JST 【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家元・社長:自動運転関連銘柄として存在感を増してきている日清紡HDに注目 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家元・社長氏(ブログ「元投資顧問会社社長のチラシの裏」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ---- ※2017年6月27日16時に執筆 昨年末に上場を予定していた自動運転関連銘柄の本命・ZMP。2016年11月に顧客情報の流出が発覚し、上場申請を取り下げた経緯があります。 そのZMPが、2017年6月26日に第三者割当増資を実施し、総額15億円を調達しました。 引受先は、以下の通り。 ・株式会社電通国際情報サービス<4812> ・日清紡ホールディングス株式会社<3105> ・ライドオン・エースタート1号投資事業有限責任組合(株式会社ライドオン・エクスプレス<6082>のコーポレートベンチャーキャピタルファンド) ・凸版印刷株式会社<7911> ・Nikon-SBI Innovation Fund(株式会社ニコンとSBIインベストメント株式会社が共同で設立したプライベートファンド) ・住友商事株式会社<8053> ZMPとの協力体制で面白そうなのは、以前にも深掘り解説したライドオン・エクスプレス<6082>。ライドオン・エクスプレス<6082>が手がける宅配代行事業『ファインダイン』の自動運転化を狙っているものと思われますが、日清紡HD<3105>と、その子会社の日本無線<6751>も気になりますね。 ■日清紡HD<3105>の基本情報 市場:東証一部 紡績セクターの名門企業、日清紡HD<3105>。鉱物繊維を利用したブレーキの摩耗材、精密機器、化学品など、多角的な経営を行っています。 ブレーキの摩耗材に関してはM&Aを駆使し世界でトップシェアを誇り、上場子会社である日本無線<6751>と新日本無線<6911>のエレキ事業と共に収益の2本柱となっています。 ブレーキ材の受注が着実に増加しており、米国法制化を受けて銅フリー対応の投資を拡大。北米で生産増強の計画を煮詰めている状態です。 子会社の新日本無線<6911>はAV機器の音響に関する部品を数多く手がけ、今後スマートスピーカーの普及に伴い大きな商機が訪れる可能性があります。 また、同じく子会社の日本無線<6751>は、日立造船<7004>、デンソー<6902>、日本政策投資銀行、日立オートモティブシステムズと『センチメートル単位の精度を誇る精密衛生観測サービスの事業化に向けた実証実験を行う、グローバル測位サービスを共同設立』すると発表。加えて、同社が培ってきた情報通信技術やセンシング技術を自動車のみならず産業機械、建設機械、農業機械に応用するためにZMPとの強力関係を強化するようです。 ■日清紡HD<3105>チャート分析 日清紡HD<3105>の日足チャート(1年)を見てみると、 ・2016年7月6日の安値888円 ・2017年5月31日の安値1,044円 を結んだラインが下値支持線として存在するように見えます。 しかしながら、ここ数ヶ月は下値目処が1,040円前後となっており、この水準を当面の下値目処として考えることが出来ます。 上値は1,200円近辺が当面の上値目処として考えることが出来ますので、日清紡HD<3105>は1,040円〜1,200円のボックス圏で推移していると見て、おおよそ間違いはないと思います。 10年〜20年の月足で見ると、株価はだいぶ煮詰まってきているようにも思えますので、1,200円を超えてくると、1,500円を超えてくる様な展開も充分に視野に入ってくるでしょう。 「投資顧問会社社長 ブログ」で検索してもらえれば、当ブログ「元投資顧問会社社長のチラシの裏」が出てくると思いますので、何卒宜しくお願い致します。 ---- 執筆者名:元・社長 ブログ名:元投資顧問会社社長のチラシの裏 《SK》
関連銘柄 9件
3105 東証プライム
912
11/8 15:30
-17.3(-1.86%)
時価総額 154,352百万円
日清紡ブレーキ、日清紡メカトロニクス、日清紡ケミカル、日本無線等を傘下に持つ持株会社。1907年に紡績会社として創業。経営資源の重点投入により、無線・通信及びマイクロデバイス事業を軸にした成長加速図る。 記:2024/07/29
4812 東証プライム
5,370
11/8 15:30
+210(4.07%)
時価総額 350,027百万円
SAPソリューションの導入等を行うコミュニケーションIT部門が主力。金融、製造業向けITソリューションの提供等も。電通グループ傘下。旧社名は電通国際情報サービス。無借金経営。事業領域の拡張等に取り組む。 記:2024/08/26
1,003
11/8 15:30
+1(0.1%)
時価総額 10,905百万円
宅配寿司首位。宅配寿司「銀のさら」、宅配御膳「釜寅」等の運営を行うライドオンエクスプレスを中核とする持株会社。FC含む店舗数は760店舗超。25.3期は増益計画。不採算店舗等の整理による収益改善見込む。 記:2024/07/02
6751 東証1部
1,679
9/26 15:00
-13(-0.77%)
時価総額 55,080百万円
無線通信機器が主力の通信機器メーカー。日清紡HD傘下。16年3月に長野日本無線、上田日本無線の2社を完全子会社化。船舶用に強い。通信機器事業では中継装置等の売上が増加。18.3期1Qは最終損益改善。 記:2017/08/25
6902 東証プライム
2,321
11/8 15:30
-32(-1.36%)
時価総額 7,315,281百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。1949年にトヨタから分離独立。サーマルシステム、パワトレインシステム等を手掛ける。インバータで世界トップシェア。FA関連等の非車載事業も。電動化製品、安心・安全製品を拡販。 記:2024/10/07
6911 東証1部
765
8/28 15:00
-7(-0.91%)
時価総額 29,935百万円
半導体など電子デバイス製品が主力。衛星通信用コンポーネントなどマイクロ波製品も。日清紡HDの完全子会社化により、同社株は18年8月29日付けで上場廃止予定。売上原価は減少。18.12期1Qは大幅増益。 記:2018/08/21
7004 東証プライム
985
11/8 15:30
-113(-10.29%)
時価総額 167,662百万円
ごみ焼却発電施設、海水淡水化プラント等の建設を行う環境部門が主力。1881年創業。ごみ焼却発電施設で世界シェアトップクラス。精密機械、風力発電等も。25.3期は営業増益計画。環境事業の収益改善等を見込む。 記:2024/07/04
7911 東証プライム
4,733
11/8 15:30
+9(0.19%)
時価総額 1,655,158百万円
大手印刷会社。印刷で2強。マーケティングやコンテンツ等の情報関連、包装資材や建装材、ディスプレイ、半導体関連も手掛ける。DXや半導体関連が堅調。海外のパッケージや建装材も回復傾向。アフリカにも進出。 記:2024/07/28
8053 東証プライム
3,331
11/8 15:30
-43(-1.27%)
時価総額 4,034,171百万円
総合商社大手。1919年設立。メディアなどの非資源に強み。SCSK、食品スーパーのサミットなどを傘下に持つ。中計では27.3期純利益6500億円目標。鉄鋼事業では米国、鉄鋼GX等の新領域での事業拡大図る。 記:2024/06/09