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三栄コポ Research Memo(7):3ヶ年中期経営計画を初公開、「20億円以上の安定的な経常利益」を目標に掲げる

2017/6/27 15:17 FISCO
*15:17JST 三栄コポ Research Memo(7):3ヶ年中期経営計画を初公開、「20億円以上の安定的な経常利益」を目標に掲げる ■中長期の成長戦略 1. 中期経営計画(3ヶ年)を公表 三栄コーポレーション<8119>は、2018年3月期を初年度とする3ヶ年の数値目標を開示した。これまでは売上高での目標設定であったが、今回は「20億円以上の安定的な経常利益」と利益を指標とした。近年収益力に自信を深めていることが背景にあると思われる。最終年度の2020年3月期に経常利益で2,600百万円を目指す。 重点項目としては、5つである。 (1) 新たなチャレンジ OEM事業では、国内外で新顧客開拓を積極化する。ブランド事業においては、M&Aを含めブランドを強化し、多層的ビジネスモデルを構築することを掲げる。 (2) ローコストオペレーションの徹底 OEM事業の価格競争を勝ち抜くために、継続的な販管費の低減を行う。 (3) グループシナジーの更なる創出 特に国内関係会社9社の共同体制を強化する。 (4) 人事戦略の推進 外部のコンサルタントも活用し、適材適所の人事制度を構築する。 (5) 「攻めのガバナンス」 基幹システムをSAPに統一するプロジェクトをスタートしており、数年かけて国内外のグループ会社で導入し、効率化とともにリスク管理を強化する。 安定して20億円以上の利益を上げるためには、筋肉質な体制構築が不可欠であるとの判断で、システムや制度作りに思い切った投資を行う。 2. ブランド製品の海外販売をスタート 同社は、海外の拠点で製造した製品を、海外顧客(欧米、中国など)向けに輸出するというパターンの取引を得意とする日本の商社の中でも稀有な存在である。特に、OEM事業でこのパターンが多かったが、ブランド事業においても海外市場開拓がスタートした。2016年に、調理家電ブランドVitantonio(ビタントニオ)を香港及び台湾で販売開始した。2017年4月からは理美容機器ブランドmod's hair(モッズヘア)のヘアアイロン5機種を台湾市場で販売し始めた。販路は専門店、家電量販店、ドラッグストア、通販、主要ECサイト(台湾の主要3サイト)など約500店を既に確保し、向こう3年間で倍の1,000店以上での取扱いを目指す。海外でのブランド認知を向上させ、事業全体のバランスをとる上でも海外市場開拓を強化する。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫) 《NB》
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家具や家庭用品、服飾雑貨、家電を扱う生活用品の専門商社。1946年創業。ビルケンシュトック等のブランド事業や良品計画への商品提供を展開。服飾雑貨事業は売上順調。海外取引の拡大、EC事業の強化等に注力。 記:2024/06/04