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RSテクノ Research Memo(8):ウェーハ事業の営業利益率は37.6%を記録。高稼働、加工賃の値上げが寄与

2017/6/26 16:29 FISCO
*16:29JST RSテクノ Research Memo(8):ウェーハ事業の営業利益率は37.6%を記録。高稼働、加工賃の値上げが寄与 ■業績動向 2. 2017年12月期第1四半期決算の概要 RS Technologies<3445>の2017年12月期第1四半期決算は、売上高2,552百万円(前年同期比49.0%増)営業利益733百万円(同387.5%増)、経常利益919百万円(同34.9倍)、親会社株主に帰属する当期純利益605百万円(前年同期は37百万円の損失)と大幅増収増益で着地した。 前年第1四半期は新設の台南工場が立ち上がっておらず、三本木工場もデボトルネックによる能力拡張途上であったため、比較において大幅増収増益となった。一方、前年第4四半期は、三本木工場、台南工場ともにフル生産の状況にあった。それとの比較では売上高は1.0%の減収となったものの、売上総利益は5.2%の増益となり、販管費は6.1%の減少となったことから、営業利益は9.9%の増益となった。 主力のウェーハ事業の売上高は前年同期比43.6%増、前四半期比14.7%減となった。前四半期対比での減収は、生産能力を超えた極めて高い生産水準の中での変動によるもので、懸念する内容ではないと弊社ではみている。具体的には稼働日数や需要家からの受注のタイミングのずれ込みなどの要因によるものと弊社ではみている。一部需要向けに値上げが実現するなど、需給バランスは引き続きタイトな状況が続いている。 ウェーハ事業の営業利益は790百万円で、前年同期比20.2%増、前四半期比3.5%増となった。注目すべきはウェーハ事業の営業利益率で、今第1四半期は37.6%と、前年第4四半期の31.0%を上回った。同社はかねて、台湾子会社(台南工場)の収益力及び収益性に関する目安として、為替レートが120円/ドルの水準でフル稼働になれば営業利益率は40%を実現できるとの見解を示していた。第1四半期の為替レートはそれよりも円高の112円前後と推測されるが、為替影響をはねのけて早くもその水準に近い利益率を達成した可能性があると弊社では推測している。 半導体生産設備の買取・販売事業の売上高は430百万円で前年同期比87.3%増、前四半期比343.4%増となった。前期は期の途中から液晶モジュールの商社機能的取引が加わって売上高は大きく拡大した。2017年12月期は会社計画では織り込んでいないようだが、この第1四半期にも取引があった模様だ。この取引は前期同様、利益を伴った取引となっており、今第1四半期の営業利益は59百万円(前年同期比19.7倍、前四半期比199.4%増)となった。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之 《MW》
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シリコンウェーハ再生事業、プライムシリコンウェーハ製造販売事業、半導体関連装置・部材等を手掛ける。再生ウェーハで世界トップシェア。半導体関連装置・部材等では営業活動の強化により、新規市場開拓を図る。 記:2024/10/05