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RSテクノ Research Memo(1):台南工場はフル生産が定着。旺盛な需要で生産能力の本格的引き上げの決断が迫る

2017/6/26 16:09 FISCO
*16:09JST RSテクノ Research Memo(1):台南工場はフル生産が定着。旺盛な需要で生産能力の本格的引き上げの決断が迫る ■要約 RS Technologies<3445>は半導体チップの主要部材であるシリコンウェーハの再生加工を手掛けている。国内と台湾に工場を持ち、両工場がフル稼働時の世界シェアは約30%(メインサイズの12インチウェーハ、生産能力ベース)に達し、世界トップの地位にある。 1. 2017年12月期第1四半期のウェーハ事業は営業利益率37.6%を記録 2017年12月期第1四半期決算は、売上高2,552百万円(前年同期比49.0%増)営業利益733百万円(同387.5%増)と大幅増収増益で着地した。ウェーハ事業は前期第4四半期に引き続き、三本木・台南両工場でフル稼働となり、特に台南工場の収益性が改善した結果、同事業セグメントの営業利益率は37.6%に達した。台南工場の達成可能とみられる営業利益率40%の水準に近づきつつあると弊社では見ている。 2. 事業環境は良好な状態が継続。業界トップの同社には顧客からの供給拡大要請も ウェーハについてはプライムも再生も需給はタイトで、今第1四半期にはプライムウェーハの値上げが行われた。同社の再生加工賃もそうした動きを反映して一部顧客向けに値上げに成功した。今後も需給バランスがタイトな状況が予想されるなか、設備増強に踏み切る再生ウェーハ事業者は見当たらない状況だ。同社は台湾子会社においてデボトルネックによる能力拡大余地があるとみられており、顧客から早期の能力増強・供給拡大を要請されることもあり得ると弊社では考えている。 3. 業績見通しは控え目。中期経営計画全般に上方修正の可能性 2017年12月期は、第1四半期における高い進捗率に照らし、早くも上方修正の可能性が議論される状況にある。第2四半期以降は稼働日数やメンテナンス費用、人件費などの要因もあるため、第1四半期の利益の4倍とはいかないにしても、営業利益の期初予想に対して15%~20%程度上回ることは十分あり得ると弊社ではみている。また、同社はデボトルネックにより段階的に能力増強を図る方針であるが、前述のように顧客からの要請でタイミングの前倒しや能力増強幅の拡大の可能性もある。こうした動きを背景にとして、2017年12月期も含めて中期経営計画全体が上方修正となる可能性があると弊社では見ている。 ■Key Points ・12インチウェーハの推定月間需要量はグローバルで約550万枚。右肩上がりのトレンドが続く ・コスト競争力、顧客構成、生産・加工技術の3つのポイントで優位性を保持 ・2016年12月期は10円配を実施 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《MW》
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時価総額 99,158百万円
半導体製造工程で使う再生ウエハで世界トップ。新品ウエハの生産も。24.12期は上期低調も下期の回復を想定し、最高業績更新を計画。中計では26.12期に営業益168億円を目指す。次世代電池用の電解液に参入。 記:2024/04/11