マーケット
10/11 15:15
39,605.80
+224.91
42,863.86
+409.74
暗号資産
FISCO BTC Index
10/12 21:20:25
9,379,898
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

「値上げ」して 業績上がる 好循環、SMBC日興証券(花田浩菜)

2017/6/7 11:30 FISCO
*11:30JST 「値上げ」して 業績上がる 好循環、SMBC日興証券(花田浩菜) こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。 人手不足やインターネット通販拡大による負担増から、ヤマトHDが5月半ばに全面値上げを表明したのは記憶に新しいですよね。6/7付の「Daily Outlook」では、「値上げ」と企業の業績の関係についてまとめられているのでご紹介します。 まず同レポートでは、『内閣府「平成28年度企業行動に関するアンケート調査」によると上場企業の1年後の平均仕入価格は8年連続で上昇、また平均販売価格は4年連続の上昇となっている。そうした中で、6月1日の株式市場では同日出荷分より市販用バターの価格改定を行った明治HD(2269)が2.2%高、国内市販用タイヤの値上げを行ったブリヂストン(5108)は1.6%高となった。仕入価格上昇等の価格転嫁を実施した企業は利益率改善期待など市場で一定の評価を得ていることが窺える』と伝えています。 続けて、消費者の反応について、『4月消費者物価指数(除く生鮮食品)は4ヵ月連続でプラス。また、日本銀行「生活意識に関するアンケート調査(2017年3月)」によれば、1年後、5年後の物価はともに「上がる」との回答が増加した。「値上げ」が販売減速に繋がるという向きもあるが、消費者の「値上げ」抵抗力は後退しつつあるのではないか。4月失業率は2.8%と物価や賃金の上昇が加速するといわれている「3%」を割り込んでいる。長期に渡るデフレ時代が終焉し、良好なインフレ経済へ移行することで、経済成長→雇用逼迫→物価上昇(賃金上昇)→消費拡大といった景気循環の流れを後押ししよう』と見ています。 最後にレポートでは、コスト削減策を講じつつ「値上げ」に踏み切るには企業力が必要であるとし、『「値上げ」表明した主な銘柄』を紹介しています。具体的には明治HD<2269>やエフピコ<7947>、大王製紙<3880>など全12銘柄が挙げられていますので、詳しくは6/7付の「Daily Outlook」をご覧になってみてください。 また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。 花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。 フィスコリサーチレポーター 花田浩菜 《DM》
関連銘柄 3件
2269 東証プライム
3,600
10/11 15:00
-40(-1.1%)
時価総額 1,068,260百万円
牛乳・乳製品、菓子、食品の製造・販売等を行う明治が中核の持株会社。ヨーグルトやチョコレート、プロテインで国内トップシェア。医薬品事業も。総還元性向50%以上目安。食品部門では高付加価値商品の投入図る。 記:2024/08/05
3880 東証プライム
895.8
10/11 15:00
-1.5(-0.17%)
時価総額 151,402百万円
国内4位の製紙メーカー。紙・板紙に強み。家庭紙製品やペットケア製品を強化中。24.3期3Q累計は紙・板紙の需要が振るわず。中国の紙オムツも苦戦。だが価格改定が進んで黒字に。北越コーポと業務提携の検討開始。 記:2024/04/16
7947 東証プライム
2,741.5
10/11 15:00
-8.5(-0.31%)
時価総額 231,843百万円
食品トレーメーカー。食品トレー容器で国内トップシェア。1962年設立。創業来黒字経営。OPS・HIシート成型加工品、自動包装機械の販売等も。世界で初めて超高剛性2軸延伸ポリプロピレンシートの開発に成功。 記:2024/06/04