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クイック Research Memo(1):2017年3月期連結決算は売上・利益ともに過去最高を更新

2017/6/5 15:21 FISCO
*15:21JST クイック Research Memo(1):2017年3月期連結決算は売上・利益ともに過去最高を更新 ■要約 1. 会社概要 クイック<4318>は、人材サービス事業を主軸に事業を展開している総合人材サービス企業。特に人材サービス事業においては、数ある人材サービス企業の中でも、看護師、MR、建設・プラント系人材、技術士等の専門職に特化した人材紹介に強みがあり、差別化戦略が奏功している。また、子会社の運営サイト「日本の人事部」は人事に特化した充実した内容を提供している。 2. 2017年3月期連結決算:7期連続増収増益で売上・利益ともに過去最高を更新 2017年3月期連結業績は、売上高が前期比16.6%増の14,578百万円、営業利益が同18.4%増の1,998百万円、経常利益が同19.4%増の2,073百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同18.8%増の1,391百万円と7期連続で増収増益を達成、売上高・利益ともに過去最高を更新した。待遇改善の実施や登録者獲得のために投入したプロモーション費用の増加等もあったが、旺盛な採用ニーズ等を背景にすべてのセグメントにおいて増収増益を達成した。特に過半を占める主力の人材サービス事業の売上高は前期比23.0%増の8,155百万円、営業利益は同31.2%増の1,491百万円と好調だった。 3. 2018年3月期会社連結業績予想:保守的な計画と増配 2018年3月期の会社連結業績予想は、売上高16,100百万円(前期比10.4%増)、営業利益2,170百万円(同8.6%増)、経常利益2,250百万円(同8.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,550百万円(同11.4%増)としている。人材サービス事業の売上高において、一般企業向け専門職で同約15%増、看護師で同約10%増の前提を置いている。販売手数料の減少に伴い、リクルーティング事業においては減益を予想。また、引き続き待遇改善を行う予定で、経費増も織り込んだようだ。2017年3月期実績と比較すると総じて保守的な印象。1株当たりの年間配当額は、前期から4円増配となる34円を計画している。 4. 中期計画 同社は毎年3ヶ年の中期計画をローリングしており、2019年3月期の連結売上高は17,860百万円、同営業利益は2,520百万円、2020年3月期の同売上高は19,770百万円、同営業利益は2,840百万円としている。営業利益率は、2019年3月期に14.1%、2020年3月期に14.4%と2017年3月期実績の13.7%から更に上昇を見込む。既存事業の成長のみを加味したようで、同社はM&Aについて積極的な姿勢を示しているものの、織り込んでいない。2018年3月期会社連結業績予想と同様に、保守的な計画と弊社では見ている。 ■Key Points ・人材サービス事業を主軸に事業を展開している総合人材サービス企業。看護師、MR、建設・プラント系人材、技術士等の専門職に特化した人材紹介に強み。 ・2017年3月期の連結営業利益は前期比18.4%増の1,998百万円。旺盛な採用ニーズを背景に7期連続の増収増益、過去最高の売上・利益を更新。 ・2018年3月期会社連結業績予想は保守的。1株当たり年間配当額は前期比4円増配の34円を計画。中期計画も堅めと見る。 (執筆:フィスコアナリスト 清水 さくら) 《NB》
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人材紹介、人材派遣・紹介予定派遣・業務請負等の人材サービス事業が主力。建設、医療・福祉分野向けに強み。リクルーティング事業、情報出版事業等も。特定領域の人材紹介は順調。26.3期売上高398億円目標。 記:2024/06/09