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ロックオン Research Memo(7):2020年に売上30億円目標、AI等を含めマーケティングロボット開発急ぐ

2017/6/1 17:36 FISCO
*17:36JST ロックオン Research Memo(7):2020年に売上30億円目標、AI等を含めマーケティングロボット開発急ぐ ■中長期の成長戦略 1. 中期売上目標を公表 ロックオン<3690>は中期経営計画を公表してこなかったが、2017年9月期第2四半期決算のタイミングで2020年の売上目標を公開した。2020年9月期に売上高で30億円を目指すというものだ。それまでの3年半は国内の成長基盤を固める方針とし、開発・販売組織の拡充とマーケティングロボットの具現化を重点的に行う。そして、2021年以降にアジアをはじめとするグローバル展開とM&Aによる成長加速に舵を切る計画だ。当面の3年半は、年20%の売上成長を見込んでおり、マーケティングPF事業の成長を加速させることが前提となる。 2. マーケティングロボットの具現化に向けて (1)測定(センサ)領域 測定(センサ)領域は同社の得意としている分野である。広告効果測定のNo.1カンパニーとしての一気通貫サービスを提供しており、匿名ユーザーの膨大なデータが蓄積している。今後は他社との連携を強化する中でさらにデータの量と質を高める方向にある。ユーザーの動線が検索サイト経由中心から、SNSやキュレーションサイトなどに多様化する中で、同社の「センサ」機能も多様なメディアと連携しつつ「データ」を充実させる戦略だ。 (2)分析(知能制御)領域 分析(知能制御)領域は、2017年9月期の下期に強化する領域である。センサで蓄積された膨大なデータをAIを活用して分析し、消費者のプロファイル(属性、行動履歴など)を立体的に把握することが可能になる。 (3)活用(駆動)領域 活用(駆動)領域も、2017年9月期の下期に強化される予定の領域である。効果測定データに分析が加えられた後には、自動的にマーケティング施策が実行されるのが望ましい。また、マーケティング計画の自動化、実行の自動化、効果測定の自動化などを支援し、PDCA(Plan-Do-Check-Action)サイクル全体を効率化しマーケティング担当者の負荷軽減を実現したいと考えている。その実現のためのAPI開発、連携先の開拓などを2017年9月期下期の喫緊の課題としている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫) 《NB》
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時価総額 3,568百万円
広告効果測定プラットフォーム「アドエビス」などのマーケティングDX支援事業、ECサイト構築の「EC-CUBE」などのコマース支援事業を展開。マーケティングプロセス領域における新サービスなどで成長目指す。 記:2024/06/07