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【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家元・社長:次の事業展開に先見の明あり!IT技術者育成に加速する夢テクノロジー

2017/5/26 19:46 FISCO
*19:46JST 【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家元・社長:次の事業展開に先見の明あり!IT技術者育成に加速する夢テクノロジー 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家元・社長氏(ブログ「元投資顧問会社社長のチラシの裏」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ---- ※2017年5月25日19時に執筆 本日は引き続き仮想通貨関連銘柄、ビットコイン(Bitcoin)関連銘柄が市場で物色されましたが、今後、国策として推進されてくる人材関連に関しても改めて研究しておきたいところです。 24日は、リクルートHD<6098>やパソナグループ<2168>などの人材関連銘柄に物色が入りました。 安倍首相が、26〜27日にイタリアで開催される主要国首脳会議で『人材投資』に重点を置く方針を表明すると伝わったのがきっかけとなります。 また、日経新聞の報道によると、有効求人倍率が80年代後半から90年代初頭にかけてのバブル期並の高水準に到達している事、ロシアゲート問題で揺れ動くアメリカの政権や海外環境に業績が左右されにくいという思惑から買われた面も考えられるとのこと。 確かに、飲食業や小売業で声が上がっていた人手不足問題ですが、この所、他の業種・業界でも人不足が騒がれ始めています。 ということで、改めて人材関連銘柄をザッピングして目に止まった、非常に興味深いチャート形状となっている夢テクノロジー<2458>を深掘り特集していきたいと思います。 ■夢テクノロジー<2458>の会社情報 ▽夢テクノロジー<2458>とは? 夢テクノロジー<2458>は夢真HD<2362>の子会社で、電機や自動車系の技術者派遣事業を主力としています。 2002年にはフルキャスト<4848>の傘下に入り、同業他社の買収により業容を拡大するも、フルキャスト<4848>が業務改善命令にて再建を余儀なくされると、夢真HD<2362>がTOBにて子会社化したという経緯があります。 17年9月期も折り返し地点を迎えた夢テクノロジー<2458>ですが、前期に拠点数を増加させるなどの施策を取ったことで、自動車や電機・半導体向けが好調な進捗を見せています。加えて、今後、人手不足感がより高まってくるIT業界向けの技術者派遣を次の柱とすべく、人材採用から教育体制まで刷新し、積極的な攻勢をかけていく目論見です。 今後、人工知能(AI)関連やフィンテック関連、IoT関連や自動運転関連などといった分野が拡張していくことで、IT関連技術者の不足問題は明らかに重要な課題として取り上げられてくるでしょう。 夢テクノロジー<2458>によるIT人材の需要に関する推測試算によると、2020年には37万人のIT技術者の人手不足、2030年には79万人のIT技術者の人手不足の状況が発生すると予測されています。 こうした需要を先取りする形で、技術者の採用と教育に力を入れていく先見性は、非常に好感が持てますね。 ▽夢テクノロジー<2458>の企業情報 市場:東証ジャスダック 区分:信用銘柄 業種:サービス 単独事業:エンジニアアウトソーシング87(7)、N&Sソリューション13(8)(2016.9) 本社所在地:〒141-0032 東京都品川区大崎1-6-4 新大崎勧業ビルディング 上場年月日:2005年10月21日 ■夢テクノロジー<2458>の株主配当と株主優待情報 ▽株主優待情報 決算:9月末日 権利確定月:9月末日 単元株数:100株 対象株主:無し 所有株式数:優待内容 100株以上:無し ▽株主配当情報 権利確定月:3月末日、9月末日 単元株数:100株 配当金:40〜60円(100株で4,000〜6,000円)※17年9月期通期予想 配当利回り:8.16% 実質配当利回り(配当金+株主優待):8.16% 対象株主:毎年9月末日、3月末日の株主名簿に記載された、株式1単元(100株)以上を保有する株主を対象に年2回実施。 通期の配当額で考えると、株価に対しての株主配当は高いですね。インカムゲイン狙いのユーザーにとっては非常に魅力的な銘柄と言えるでしょう。 ■夢テクノロジー<2458>のファンダメンタルズ分析 ▽夢テクノロジー<2458>の主要指標 予想PER:(単)76.56倍 実績PBR:(単)3.42倍 ROE:19.1% 期/売上高/営業利益/経常利益/純利益/1株利益/1株配当 単14.9/3,839/350/351/357/62.5/40 単15.9/4,772/476/492/201/35.3/40 単16.9/5,805/433/469/405/69.2/40〜60 単17.9(予)/7,800/600/600/370/59.1/40〜60 単18.9(予)10,200/700/700/430/68.7/40〜70 ※2017年5月25日時点、会社四季報参照 ▽夢テクノロジー<2458>のネットネット指数 割安な銘柄を探し出す指数として使わるれこともあるネットネット指数。 夢テクノロジー<2458>のネットネット指数は、-4.22(2017年5月25日終値で計算)となっています。 5月2日には、『業績予想の修正並びに新中期経営計画の上方修正に関するお知らせ』として、今期の予想売上高の上方修正を発表しました。営業利益、経常利益共に下方修正となったために5月2日以降の株価は軟調な展開となっていますが、利益の減少分はあくまでもIT関連の人材の積極採用に伴う求人費用の増加と、研修費用の増加となります。 今後の先行投資と考えれば、充分に許容範囲内の数字ではないでしょうか? ■夢テクノロジー<2458>のチャート分析 夢テクノロジー<2458>の現在株価は、735円(2017年5月25日終値)となっています。 ▽日足で考える夢テクノロジー<2458>の短期売買シナリオ 夢テクノロジー<2458>の日足チャートを見てみると、 ・2017年3月7日の高値1,113円 ・2017年5月2日の高値808円 を結んだラインが上値抵抗線となっています。 また、 ・2016年12月22日の安値549円 ・2017年5月18日の安値656円 を結んだラインが下値支持線として今後、機能していきそうです。 650円台は、2016年に上値抵抗の節目として機能していたこともあり、トレンドラインの位置と共に650円台が一つの下値目処として考えることが出来ると考えています。 5月24日には上値抵抗線を上方向にブレイクしてきており、本日25日も陽線を記録。今後は、多少の押しはあるものの、このまま上昇基調に転じてくる可能性が高いと見ています。 800円台〜890円台後半にかけては一目均衡表の雲があり、この雲を抜けてくるとさらに上昇圧力が増すと考えられますので、明日以降、軽く押してきた所の安値を拾う動きをしていくのも面白いかもしれません。 短期売買エントリーポイント:軽い押し目を狙ってエントリー ▽週足で考える夢テクノロジー<2458>の中長期売買シナリオ 週足チャートを見てみると、 ・2015年8月28日の安値337.5円 ・2016年2月12日の安値399.5円 を結んだラインが下値支持線として機能しています。 上値の目処としては、800円と前回高値付近の1,100円近辺で売り圧力が増してくると思われ、この辺の水準の売りをどうこなしていけるのか?が、ひとつのポイントとなってきそうです。 ただし、25日時点の下値支持線は570円近辺にあるため、現時点の株価を考えると中途半端な位置にあるともいえます。 可能であれば、一旦大きく押した所を拾っていきたいチャートとなっており非常に悩ましいところですが、このまま上方向に上昇していくことも十分に考えられます。 この場合には、打診買いからの買い下がり戦略で仕込んでいく方が良いのかもしれません。 中長期売買エントリーポイント:打診買いからの570円近辺までの買い下がりを想定したエントリー ■夢テクノロジー<2458>の総合評価 ※2017年5月25日段階 上記でも書きましたが、 ・人工知能(AI)関連 ・フィンテック関連 ・IoT関連 ・自動運転関連 など、これまでのIT関連(WEB)という枠組みを大きく突き破って、様々な製品・サービスがインターネットを介して提供されるようになってくると、IT関連技術者はこれまで以上に不足してくることは明白になりつつあります。 そうした将来の変化を察知して、IT技術者関連の技術者養成を次の事業の柱としていく所などは、非常に先見の明を感じます。 夢テクノロジー<2458>が進む方向を考えると、事業環境は良好。並びに、新興市場の銘柄であることを考えると、今後、条件を満たしていけば東証2部や1部への指定替えという可能性も考えられます。 個人的にもひと押ししたところからの打診買いで保有を検討して言っても良いな、と思える銘柄だと考えています。 当ブログでは、個人的に注目しているテーマ関連株の深掘り、個別銘柄の考察、世界経済の今後の流れ、投資全般に役立つ情報を定期的に発信しています。当記事のチャート付き解説などもありますので、ブログも併せてお読み頂けますとより深くご理解頂けるかもしれません。 また、本当は教えたくない〇〇な要注目テーマ株など、個人投資家向けに市場で注目されるテーマ株など、投資に役立つ情報を配信中の『元投資顧問社長のチラシの裏、公式メールマガジン』の配信も行っております。 『1日〜14日以内の短期売買・候補銘柄』を、メールマガジン限定で毎日配信中です。 「投資顧問会社社長 ブログ」で検索してもらえれば、当ブログ「元投資顧問会社社長のチラシの裏」が出てくると思いますので、何卒宜しくお願い致します。 ---- 執筆者名:元・社長 ブログ名:元投資顧問会社社長のチラシの裏 《SK》
関連銘柄 5件
2168 東証プライム
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2362 JQスタンダード
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人材サービス会社。建設業界への建設技術者派遣、製造業やIT業界へのエンジニア派遣、付随業務を行う。21.9期1Qはエンジニア派遣と付随事業が伸長も、採用抑制等が影響。派遣単価上昇により増益となった。 記:2021/02/05
2458 JQスタンダード
598
1/25 15:00
+8(1.36%)
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1,457
11/22 15:30
-8(-0.55%)
時価総額 54,617百万円
短期人材サービスの提供を行うフルキャストを中核とする持株会社。アルバイト紹介、BPOが主力。営業支援事業、警備請負サービス等も。総還元性向50%目標。短期業務支援事業は顧客需要の取り込みなどに注力。 記:2024/07/05
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11/22 15:30
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米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28