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三井物産など、株主還元に積極的な商社セクターに注目 SMBC日興証券(花田浩菜)

2017/5/23 12:30 FISCO
*12:30JST 三井物産など、株主還元に積極的な商社セクターに注目 SMBC日興証券(花田浩菜) こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。 三井物産がバイオ技術を使った養殖飼料の原料事業に参入することが報じられるなど、商社は様々な分野に参入し活躍していますね。5/23付の「Daily Outlook」では、こうした商社セクターについてまとめられているのでご紹介します。 まず同レポートでは、商社大手5社の17年3月期決算について、『純利益は、資源事業が鉄鉱石や石炭など資源価格の持ち直しを背景に5社ともに改善した他、非資源事業も住友商事と丸紅を除く3社が増益となり、全体では5社すべてが増益または黒字転換となっている。5社合計の純利益は前期比約10倍で、比較可能な13年3月期以降で最高となった。18年3月期の会社予想についても、5社いずれも増益を見込んでいる(5社合計では前期比+10%)』と伝えています。 次に、資源事業について『石炭鉱山の権益を多く持つ三菱商事を除いて概ね改善が見込まれている。石炭価格は前期に供給障害等で大幅に上昇した反動もあり、三菱商事や住友商事が下落を想定している一方、鉄鉱石や銅、原油など他の資源価格については総じて上昇が見込まれており、業績の追い風となろう。(中略)ただ、資源事業の見通しについては下振れリスクがあろう。鉄鉱石や銅などの最大の消費国である中国では、政府が住宅市場の引き締め策を実施しており、住宅投資の抑制を通じて資源価格に下押し圧力がかかる可能性がある』と見ています。 続けて、商社株を『配当利回りの高さが魅力で、各社とも引き続き積極的な株主還元策を打ち出しており、足元では大手5社の予想配当利回りが対TOPIXで大きく上昇している。(中略)商社株は資源事業に下振れリスクがある中、株主還元が有効な投資尺度となろう』と分析しています。 最後にレポートでは、『配当利回りの高さが魅力的な商社の主な銘柄』を紹介しています。具体的には三井物産<8031>や伊藤忠<8001>など全5銘柄が挙げられていますので、詳しくは5/23付の「Daily Outlook」をご覧になってみてください。 また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。 花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。 フィスコリサーチレポーター 花田浩菜 《DM》
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時価総額 12,664,856百万円
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8031 東証プライム
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時価総額 10,420,266百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。機械・インフラ、化学品、生活産業などの事業を多角的に展開。インドネシアのパイトン発電事業の持分売却は完了。中計では26.3期当期利益9200億円目標。 記:2024/06/04