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馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術(11)会社四季報×トレードステーション

2017/5/19 19:00 FISCO
*19:00JST 馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術(11)会社四季報×トレードステーション 皆さま、こんにちは。フィスコリサーチレポーターの馬渕磨理子です。 『馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術』と題して、私が普段のトレードで使っている分析ツール「トレードステーション」について、その活用方法を、様々な投資情報も交えながらお話しする連載の第11回目です。今回は年に4回出版され、多くの投資家が熟読する「会社四季報」をトレードステーションで活用する方法についてです。 ●ポジティブサプライズ銘柄を探す 株式投資で成功する秘訣の1つは、業績の上方修正などのポジティブサプライズ銘柄を探すことです。そこで、『会社四季報』のページ欄外に掲載している、「ニコちゃんマーク(^▽^)」(会社比で強気)を活用するのが便利です。「(^▽^)マーク」は四季報予想の営業利益が会社計画営業利益に比べて強気なときにつけるマークです。四季報予想が会社計画に比べて30%以上強気のときはニコちゃんマークが2つの(^▽^)(^▽^)(大幅強気)マークがついています。このマークはとても便利ですが、むやみやたらに飛びつくことは危険です。 ●上方修正の理由を確認 株式市場は、機関投資家やヘッジファンドなどプロの投資家も参加している世界ですので、常にサプライズ期待銘柄を探しています。そのため、たとえ(^▽^)(^▽^)マークがついていたとしても業績の情報修正期待がすでに株価に織り込まれてしまっているケースがあります。まずは、「業績」欄を読み、上方修正が本業の成長によるものなのか、あるいは経費削減などの一時的な要因によるものなのかを確認することが大切です。また、保守的な業績予想を発表する傾向がある銘柄かどうかも重要なチェックポイントでしょう。これは毎年上方修正を実施しているかどうかで判断することができます。 ●株価の位置を把握 とても便利な(^▽^)マークですが、一緒にその銘柄の株価水準を把握できたらとても便利だと思いませんか?株価がすでに高ければ、好業績は株価に織り込まれている可能性があり、思うような利益を得ることができない場合があります。 ●レーダースクリーンの一目均衡表の活用 私は、会社四季報の「(^▽^)マーク」と「(^▽^)(^▽^)マーク」すべてをレーダースクリーンに登録しています。レーダースクリーンはタブで登録銘柄の切り替えができるので、銘柄管理やしやすく便利です。そして、日足、週足、月足のチャートと並べて表示しています。そうすることで、ポジティブサプライズの可能性のある銘柄で、まだ株価が動き出していない銘柄を、視覚的に探し出すことができます。また、週足・月足では右肩上がりのトレンドですが、日足では短期的に売られているタイミングの銘柄はデイトレードに向いていると言えます。 ●(^▽^)マークの銘柄を登録すると便利 ワークスペースでは、レーダースクリーンとチャート分析の両方で日足、週足、月足を開き、計6枚表示しています。レーダースクリーンではRSIと一目均衡表を表示します。日足でRSIが25~38の銘柄(売られ過ぎを示す)を、一目均衡表の項目でさらにチェックします。一目均衡表の価格位置が「雲を上抜け」である銘柄をメインに探します。さらに、方向性を示す基準線が上を向いており、遅行スパンも「好転」であればなおよいです。ワークスペースでは、日足、週足、月足の一目均衡表のチャートを、全てシンボルリンクさせ、3種足で一気にチャートの形と価格位置を把握します。チャートの銘柄をいちいち変更しなくていいのはとても便利です。その中から、週足、月足では上昇トレンド継続でありながら、日足では短期的に売られている銘柄をいくつか洗い出してみると良いでしょう。このように、サプライズ期待のある銘柄や、月・週足レベルで右肩上がりながらも日足レベルで短期的に売られている銘柄を洗い出せるのは、トレードステーションならではです。 また近日中に、マネックス証券のウェブサイトに、私のワークスペース活用法のご紹介記事を掲載していただくことになりました。記事内では、オリジナルのワークスペースもダウンロードできるようにする予定なので、ぜひ参考にしてみて下さい。 次回は、フィスコアプリとレーダースクリーンについてお話します。 ※「馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術」は、米国TradeStation Groupが開発したトレーディングツール「トレードステーション」の日本語版(マネックス証券が提供)を馬渕磨理子の見解で注目し、コメントしたものです。開発会社や日本語版提供会社との見解とは異なる場合があります。 (フィスコリサーチレポーター 馬渕磨理子) 《FA》