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【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家R:使う手法は少ない方がいい

2017/5/2 14:39 FISCO
*14:39JST 【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家R:使う手法は少ない方がいい 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家R氏(ブログ「デイトレードで毎日を給料日にしよう♪」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ---- ※2017年5月1日17時に執筆 こんにちは。今回は多く手法をマスターしようとすると、なぜうまくいかなくなるのか考えてみたいと思います。 あくまでこのレポートは勝てずに苦しい思いをしている人向けに作成しております。ご了承下さい。また、今回に関してはルールを設定する行為を否定するものではありません。ルールを設定しても守れない人のための対処法です。 ■どんな手法にも勝ち目がある 当たり前のことですが、順張り、逆張り、スキャルピング等の様々な手法があるなかで、どれをすると必ず負けて、どれをすると必ず勝てるというものはありません。つまり株の世界で常に正解となりうるものはないのです。 加えて言えば、常に結果論に基いて評価されてしまう世界でもあります。ですから、どんなに有効と思われる手法であっても、時期によっては連敗に次ぐ連敗となってしまう可能性があります。 なるほど、確かに1つしか得意手法がない場合、このようにその手法が通用しないと勝てない時期が長くなってしまいます。そのなかで焦りから大きなミスをしてしまうこともあるかもしれません。では、やはり多くの手法を体得すべきでしょうか。 ■多すぎる知識は決断力を鈍らせる 前述のように、手法や考え方に優劣があるわけではありません。大切なのは「いま」の相場に合う手法がどれかを選ぶことです。例えば順張りと逆張りでは思考そのものの方向性が真逆です。高値をブレイクしたらどこまでも行く可能性があると考える順張り派。高値ブレイクしたものの、ここは割高だから一服、もしくはダブルトップ天井形成かもと考える逆張り派。下落時にも同じように両者思考が真逆になるかと思います。 これも前述のとおりですが、結局正解はないのです。結果論で評価するしかありません。ゆえにどちらの手法も通用して、どちらの手法も時に通用しなくなるのです。ですから両方の知識を持ち、両方をマスターしようとしてしまうと、時に迷いの要素となってしまい、決断力を鈍らせてしまうことになります。もちろん最終的には両方できるようになるのがベストですが、勝てないうちから全てマスターしようとすると両方うまくいかないものです。 ■究極の甘えが顔を出す 以前書いたように、トレーダーは自信家が多いです。負けていてもなぜか妙な自信を持っている方が多いです。色んな手法を学び、全て体得したと自信を持っている方がいるとします。もちろん負けているのに…です。 ・高値更新と見て順張りで買ってみたものの、ジャンピングキャッチになってしまった この場合、シナリオと違うのでロスカットしなければなりませんよね。しかし自信家であり、他の手法も知っているがゆえに思考は流されます。 ・高値圏をキープしているし、出来高もあってスキャルピングに適しているからナンピン 出来高があるので厳しい下落はこないだろう。動きもそこそこあるのでスキャルピングしつつ高値ブレイクを待てばいい、ロスカットせずにそんな気持ちになります。もちろんそれで済む場合も多くあります。しかし、そこから大きな下落がきたらどうなるでしょうか。 ・高値更新ならずか、でも逆張りの思考で言えばこれはチャンスだろうしナンピン 結局これです。自信があるがゆえに、自分の考えの最も良い部分を思い込んでしまうのです。順張りとして買ったのなら、順張りとしての失敗になった時点で認めてロスカットしなければいけません。なのに逆張り理論を持ち出してチャンスとねじ曲げ、ナンピンをする。恐らく多くの方が経験あるのではないでしょうか。私は堂々と言いますが、こういう経験が何回もあります。こういう考え方のうちはずっと勝てませんでした。 ■まずは1つの武器 いきなり色々できるようになろうという考えは欲張りです。株において欲は禁物であるように、手法に対する欲も捨てるべきだと思います。私は順張りの方が夢はあると思いましたが、確実に勝てるようになりたいと考え、まずは逆張りをマスターする方を選びました。 おかげで今ではコツコツ勝つことが身に付いていますが、大きく勝つことは全くできなくなってしまいました。コツコツ勝ち続けられるようになってからもう何年も経ちますが、今でもまだ他の武器を持つことができていません。それほど2つ目の武器を持つことは難しいものだと思っています。 相場は常に変化していますので、1つの手法のみでは淘汰されてしまいます。しかし、1つの武器をきちんと持っていれば、その武器となる手法を小さく変化させて応用することで乗り切ることもできます。 闇雲に色々試すのではなく、自分の肌に合うと思える手法をしばらく続けて、1つの武器となる手法を作り上げてみてはどうでしょう。 いかがだったでしょうか。私自身も今、大きな分岐点に立たされています。少しずつ手法に変化を加えていこうと思っているところです。しかし、やはり芯となる部分は自分の持つ1つの武器を基にしています。 今回はここまでですが、私の個人ブログは「デイトレードで毎日を給料日」と検索すると出てきます。そこでは株で勝つための考え方をもっと詳しく書いてありますので是非ご覧になって下さい。 次回は、相場は常に変化していると書いたように、相場の変化を敏感に察知してどう動くべきかを考えてみたいと思います。 あくまで私個人が勝てるようになった経緯に基づいた個人的な意見になります。参考になるという方もいれば、参考にならない方もいらっしゃると思います。 どんな人にも面白いと思ってもらえるような記事作りに励んでいきたいと思いますのでよろしくお願いします。 ---- 執筆者名:R ブログ名:デイトレードで毎日を給料日にしよう♪ 《HK》