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クリレスHD Research Memo(8):2018年2月期は再び成長路線に乗せるための基礎固めに注力

2017/4/21 15:27 FISCO
*15:27JST クリレスHD Research Memo(8):2018年2月期は再び成長路線に乗せるための基礎固めに注力 ■業績見通し 2018年2月期の業績予想についてクリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>は、売上高を前期比3.9%増の118,000百万円、営業利益を同7.6%増の6,300百万円、経常利益を同7.1%増の6,800百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を同0.2%増の3,300百万円と増収増益を見込んでいる。業績の伸びが緩やかなのは、新規出店数を抑え、既存店の強化や新業態の開発に取り組むことで、再び成長路線に乗せるための基盤固めに注力することが理由である。 前期出店分の通年寄与及び今期出店分(76店舗)が増収に寄与する想定であり、海外を除くすべてのカテゴリーで増収を見込んでいる。ただ、これまで積極的に展開してきたCRカテゴリー及びSFPカテゴリーの出店数を一旦抑えることで増収率はやや緩やかな水準となっている。既存店売上高は前年比97.0%を想定するとともに、新規出店76店舗、退店35店舗により期末店舗数は898店舗を予定している。 利益面では、既存店の強化や新業態の開発など先行費用が増加するものの、増収効果や新規出店の抑制に伴う開業経費減により経常増益となり、経常利益率も5.8%(前期は5.6%)に若干改善する想定となっている。 カテゴリー別の業績見通しは以下の通りである。 (1) CRカテゴリー CRカテゴリーは、売上高を前期比1.0%増の43,295百万円、カテゴリー利益を同1.3%増の3,757百万円と見込んでいる。新規出店数は26店舗、既存店売上高は前年比96.3%を想定。デベロッパーから引き合いの多いローストビーフ丼専門店を中心に立地に応じた計画的出店を実施する。また、既存店については、地方郊外SCのビュッフェ業態を専門性の高い新業態「BEEF RUSH」に業態変更し、収益性の向上を図る。 (2) SFPカテゴリー SFPカテゴリーは、売上高を前期比2.9%増の37,000百万円、カテゴリー利益を同3.9%増の3,700百万円と見込んでいる。新規出店数は20店舗、既存店売上高は前年比97.2%を想定。新規出店を一旦抑え、既存店の強化及び新業態の開発に注力する。特に新業態については、順調に滑り出した「トラ五郎」(餃子居酒屋)を筆頭として、第3の柱の開発に取り組む方針である。 (3) 専門ブランドカテゴリー 専門ブランドカテゴリーは、売上高を前期比10.0%増の34,686百万円、カテゴリー利益を同43.1%増の1,884百万円と見込んでいる。新規出店は26店舗、既存店売上高は前年比97.7%を想定。KRフードサービスでは新業態「上高地あずさ珈琲」、EW社では好調な「Mr.FARMER」の出店を予定している。また、KRフードサービスの既存店対策として、会員(24万人)へのアプローチ強化やSA/PAの人材適正化による収益改善を図る。 (4) 海外カテゴリー 海外カテゴリーは、売上高を前期比6.0%減の2,976百万円、カテゴリー利益を同87.9%減の34百万円と見込んでいる。新規出店は4店舗を想定。北米ニューヨーク1号店を2017年5月にオープンする予定である。なお、減益となるのは、香港及びシンガポールにおける高収益店の閉店(契約満了による)が理由である。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫) 《NB》
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ショッピングセンター内のレストラン、フードコートの運営が主力。しゃぶしゃぶ食べ放題「しゃぶ菜」、海鮮居酒屋「磯丸水産」などのブランドを保有。連結店舗数は1100店舗超。業務受託店舗などを積極出店。 記:2024/10/28