マーケット
10/7 15:15
39,332.74
+697.12
41,954.24
-398.51
暗号資産
FISCO BTC Index
10/8 14:37:14
9,252,309
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家元・社長:誘致合戦が本格化してくる、2025年大阪万博関連銘柄を深掘り特集

2017/4/20 8:58 FISCO
*08:58JST 【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家元・社長:誘致合戦が本格化してくる、2025年大阪万博関連銘柄を深掘り特集 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家元・社長氏(ブログ「元投資顧問会社社長のチラシの裏」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ---- ※2017年4月14日8時に執筆 政府は2025年の万国博覧会誘致の動きを加速させています。 4月11日には、政府が誘致の方針を閣議決定。24日には博覧会国際事務局(BIE)に立候補を届け出る予定だと、一部報道があります。 本日は株式市場でも関連銘柄の物色が始まるであろう、2025年大阪万博関連銘柄を深掘り特集していきたいと思います。 ■2025年大阪万博とは? 2014年7月、大阪府・大阪市の特別顧問である堺屋太一氏による2025年の万国博覧会誘致構想発言を受け、大阪圏経済の起爆剤を欲していた大阪橋下徹・前大阪市長や松井一郎大阪府知事が呼応。 2025年大阪万博誘致ののろしが上がりました。 大阪の府政・市政では維新の会と距離を置く自民党も、二階俊博自民党幹事長を会長とする超党派の国会議員連盟を組織し、誘致に全面協力していく動きを加速させています。 ▽2025年大阪万博の概要 2025年大阪万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。 2016年6月16日に大阪府が発表した2025年大阪万博の構想思案をみてみると、あくまで叩き台としての試算ベースではありますが、開場建設費は1600億円程度を見込んでおり、費用は国、自治体、民間で分担。運営費(800億円程度)は入場料収入や広告収入など自己財源でまかなうとした内容となっています。 この万博で得られる経済効果は1.9兆円にも登るとされる試算もあり、大阪圏のみならず、東京五輪委続く日本経済の起爆剤として期待が高まりつつあります。 ▽人類の進歩と調和、EXPO’70 実は、大阪での万博は『人類の進歩と調和』というテーマで、1970年にも開催されているんですよね。 1970年大阪万博。別名『EXPO’70』は、1970年3月14日〜9月13日の開催期間中、実に6421万8770人の来場者を記録。未だに破られていない過去最大の入場者数となった国際博覧会として記録されています。 1964年に開催された東京五輪も、2020年には東京で2回目の開催が決定しています。大阪の政界を中心に、大阪でも2回目の万博開催を実現させようとする機運が高まってきているのもうなずけますね。 ▽2025年万博の誘致ライバルは、フランスのパリ 2025年の万国博覧会誘致に関しては、先行しているフランスのパリとの一騎打ちになる公算が非常に高い状態です。 フランスでは、オランド大統領を筆頭に官民一枚岩となって誘致活動に取り組んでおり、フランス語圏の国が多いアフリカ地域では、すでに支持を取り付け始めていると言われています。 2025年の万国博覧会開催地は、2018年の博覧会国際事務局(BIE)総会で開催地が決定します。日本も早期に官民でのコンセンサスを取り、アジア圏を中心とした巻き返しを図っていきたいところです。 ■2025年大阪万博では、様々な関連テーマ株への恩恵も ▽関連その1:カジノ関連銘柄 2025年大阪万博の開催候補地は夢洲。夢洲は大阪湾に浮かんだ、いわゆる出島となっており、埋め立て工事がすべて完了すれば、総面積は390haとなる見遠いとなっています。 この夢洲には、大阪カジノ構想で統合型リゾート(IR)を建設する構想もあり、仮に万博誘致決定、カジノリゾート着工という流れになれば、外資を獲得できるキラーコンテンツとなり得るだけに、2018年の開催地決定までの間に、カジノ関連銘柄にも人気が飛び火する可能性が高いと見て良いでしょう。 ▽関連その2:VR・AR関連銘柄 2025年大阪万博では、VR(拡張現実)やAR(仮想現実)関連を中心とした、日本の最先端技術力にスポットを集めた展示が中心となると言われています。 この他にも、人工知能関連や自動運転関連など、昨年物色されたような次世代テクノロジーの関連テーマが取り上げられていくと考えられます。 また、iPS細胞の研究拠点が京都市にあることからも、再生医療関連などの医療系も抑えておきたいところです。 今後報道が更に詰められていく段階で、こうしたテーマ株にも人気が飛び火して、再物色が入ってくる可能性が非常に強くなるのではないでしょうか。 ■2025年大阪万博関連銘柄 ▽オリックス<8591> 関西国際空港、大阪国際空港の運営を行う関西エアポート株式会社の40%株主となっているのがオリックス<8591>です。 2025年大阪万博開催となれば関西圏の空港の利用客増が見込まれるため、業績に与える影響は大きく注目していきたい銘柄の一つとなりますね。 ▽JR西日本<9021> 開催候補予定地である夢洲への桜島線の延伸を期待したいのがJR西日本<9021>。 公式のアナウンスでは、夢州にカジノリゾート、もしくは、大阪万博の開場となった場合には、桜島線の延伸を決定するという見解を示しています。 ▽鉄建建設<1815> JR西日本<9021>の桜島線延長だけではなく、大阪市営地下鉄中央線の延長も積極的に検討されています。 その場合、新線建設の恩恵を受けるとみられるのが鉄建建設<1815>です。 ▽その他の2025年大阪万博関連銘柄一覧 三精テクノロ<6357> 阪急阪神<9042> 南海電<9044> 京阪HD<9045> 桜島埠<9353> 当ブログでは、個人的に注目しているテーマ関連株の深掘り、個別銘柄の考察、世界経済の今後の流れ、投資全般に役立つ情報を定期的に発信しています。チャート画像付きでの解説などもありますので、ブログも併せてお読み頂けますとより深くご理解頂けるかもしれません。 「投資顧問会社社長 ブログ」で検索してもらえれば、当ブログ「元投資顧問会社社長のチラシの裏」が出てくると思います。 ---- 執筆者名:元・社長 ブログ名:元投資顧問会社社長のチラシの裏 《KS》
関連銘柄 8件
1815 東証プライム
2,442
10/7 15:00
+13(0.54%)
時価総額 38,264百万円
鉄道関連の土木・建築工事に強み。JR東日本系列。一般土木・建築工事も。24.3期3Q累計は建築工事の価格改定に遅れ。円安響き海外工事の採算も低下。ただ昨年末受注残は22年末比17%増と2697億円と豊富。 記:2024/04/15
6357 東証スタンダード
1,453
10/7 15:00
+63(4.53%)
時価総額 28,089百万円
ジェットコースターなどの遊戯機械が主力。舞台設備、昇降機等も。1951年設立。ナガシマスパーランドのハイブリッドコースター「白鯨」などで実績。遊戯機械では海外中心に大型案件が順調。舞台機構は工事が順調。 記:2024/09/01
8591 東証プライム
3,400
10/7 15:00
+52(1.55%)
時価総額 4,278,142百万円
大手金融サービス。自動車やICT関連機器等のリース・レンタル、不動産開発・賃貸管理、企業投資、環境エネルギー、生命保険、銀行など多角的に事業展開。輸送機器、不動産運営、コンセッションは回復傾向続く。 記:2024/07/07
9021 東証プライム
2,820
10/7 15:00
+31(1.11%)
時価総額 1,376,168百万円
大手鉄道会社。近畿、北陸、中国、九州北部が鉄道営業エリア。山陽新幹線、北陸新幹線などを運行。流通業、不動産業、旅行・地域ソリューション業も展開。高付加価値の不動産アセット拡充など不動産事業の拡大図る。 記:2024/08/01
4,410
10/7 15:00
+20(0.46%)
時価総額 1,121,379百万円
関西私鉄大手。傘下に阪急電鉄、阪神電鉄、阪急交通社など。不動産やホテル、国際物流等も。旅客数の回復などで都市交通事業は堅調。ホテル事業ではインバウンド中心に需要回復。24.3期3Q累計は2桁増益。 記:2024/04/13
9044 東証プライム
2,362.5
10/7 15:00
+5(0.21%)
時価総額 267,912百万円
大阪府南部から和歌山県を地盤とする私鉄大手。不動産、流通、ホテル、建設も手掛ける。関西国際空港と大阪中心部を結ぶ空港線旅客輸送に強み。鉄道事業では旅客需要が回復。建設業では完成工事高の増加を見込む。 記:2024/06/04
9045 東証プライム
3,021
10/7 15:00
+16(0.53%)
時価総額 341,926百万円
大阪、京都、滋賀を結ぶ民鉄大手。不動産、百貨店、ホテル、ショッピングセンター、レジャー施設なども。訪日客増加で鉄道事業、バス事業では輸送人員が増加。ホテルも単価上昇。新施設等も好調。枚方市駅の複合施設竣工。 記:2024/08/22
9353 東証スタンダード
1,650
10/7 15:00
-6(-0.36%)
時価総額 2,541百万円
港湾運送会社。大阪港に大型タンカーが接岸可能な岸壁を有し、荷役や海上運送等のバラ貨物、液体貨物等を手掛ける。液体貨物部門は売上増。タンク稼働率が堅調。物流倉庫部門も増収。24.3期3Qは2桁営業増益。 記:2024/04/14