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ピクスタ Research Memo(4):強みを生かして成長著しい国内ストックフォト市場で優位性を確立

2017/4/7 15:03 FISCO
*15:03JST ピクスタ Research Memo(4):強みを生かして成長著しい国内ストックフォト市場で優位性を確立 ■事業概要 3. ストックフォト市場の状況 (1) 市場の全体像 写真市場は大きく2つに分けられる。1つは、雑誌の表紙やカレンダーなど、特定の目的のためにプロが撮影を行う、撮り下ろし市場だ。もう1つは目的を限定しないで撮影された写真素材の流通市場だ。こうした写真素材のことを“ストックフォト”と呼び、『PIXTA』はストックフォトのためのマーケットプレイスということだ。市場規模としては撮り下ろし市場がストックフォト市場よりも大きいとみられるが、流れとしては、徐々にストックフォト市場が撮り下ろし市場を代替しつつあるとみられる。これがすなわち、ストックフォト市場の成長の大きな原動力となっている。 ストックフォト市場が拡大している背景には、供給側の要因として高性能のデジタルカメラの普及などが、需要側の要因としてSNSやインターネットメディアの台頭、伝統的なアナログメディア(書籍、新聞など)のデジタル化などがある。 (2) 競合環境 ピクスタ<3416>と似た事業を手掛ける企業はほかにもある。ストックフォトの販売という意味では、世界的には米国のGetty ImagesやShutterstockが大手に位置付けられるほか、国内企業としてはアマナ<2402>が存在している。ただし、Getty Imagesとアマナはプロによるストックフォト販売を主体としている点で同社と異なるというのが弊社の理解だ。ストックフォト(及びその他のデジタル素材)市場では、ユーザー層のすそ野が大きく拡大しており、その結果ニーズもまた多種多様であるため、各社がそれぞれの成長シナリオや事業戦略のもとで共存していくことは、十分可能だとみている。 特長と強みの項で述べたように、同社は、当初から『PIXTA』のメインプレイヤーとしてアマチュア(クリエイターとユーザーの双方)を想定していた。それに対して競合他社はプロフェッショナルを基軸とし、アマチュアに徐々に広げているといった印象を受ける。この違いが、各社の料金プランの違いとなっていると弊社では考えている。また、同社のアマチュア活用戦略が結果的に“参入障壁”につながっている点も指摘しておきたい。写真の受け入れに際して審査を行う必要があり、不特定多数のアマチュア・クリエイターの膨大な投稿を、正確性と効率性を両立させながら処理するためには高度なノウハウと技術が必要なためだ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《TN》
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