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カルナバイオ Research Memo(5):有利子負債増加するも財務の健全性は維持

2017/4/6 15:06 FISCO
*15:06JST カルナバイオ Research Memo(5):有利子負債増加するも財務の健全性は維持 ■業績動向 3. 財務状況と経営指標 カルナバイオサイエンス<4572>の2016年12月期の財務状況を見ると、期末の総資産は前期末比で228百万円増加の2,566百万円となった。主な変動要因を見ると、流動資産では現預金が536百万円増加し、売掛金が68百万円減少した。また、固定資産では投資有価証券が274百万円減少した。 一方、負債は前期末比359百万円増加の826百万円となった。未払法人税等が33百万円、未払消費税等が19百万円減少した一方で、有利利負債が同484百万円増加した。また、純資産は前期末比131百万円減少の1,739百万円となった。新株予約権の行使に伴う株式発行により、資本金及び資本剰余金が283百万円増加したが、親会社株主に帰属する当期純損失計上により利益剰余金が289百万円減少したほか、投資有価証券の売却に伴い株式評価差額が114百万円減少した。 経営指標を見ると、安全性を占める自己資本比率は前期の79.7%から67.6%に低下し、有利子負債比率は9.1%から27.2%に上昇した。有利子負債が増加したことが主因だが、ネットキャッシュ(現預金-有利子負債)では前期の1,411百万円から1,463百万円とほぼ横ばい水準で推移しており、現段階では財務の健全性は維持されているものと判断される。ただ、今後は創薬事業において自社で前期第2相臨床試験まで実施していくパイプラインも出てくることから、開発費の増加により損失が継続するようだと、資金調達を行うことも想定される。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《TN》
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キナーゼ阻害薬等の研究開発を行うバイオベンチャー。がん、免疫炎症疾患が重点領域。キナーゼタンパク質の販売、受託サービス等を手掛ける創薬支援事業も。次世代非共有結合型BTK阻害剤AS-1763に注力。 記:2024/08/06