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クロスマーケ Research Memo(1):2016年12月期の実質営業利益は前期比28.9%増

2017/4/5 15:45 FISCO
*15:45JST クロスマーケ Research Memo(1):2016年12月期の実質営業利益は前期比28.9%増 ■要約 クロス・マーケティンググループ<3675>は、ネットリサーチを含むマーケティングリサーチからスマートフォンアプリ開発・Webサイト構築等のWebサービスのトータルサポート、プロモーションサービス等をワンストップで提供する総合マーケティンググループ。 1. セグメント 同社は、リサーチ事業、ITソリューション事業、その他の事業の3つの事業を展開。リサーチ事業は、インターネットリサーチだけでなく、マーケティングリサーチまで幅広いエリアをカバーしている。ITソリューション事業は、モバイル・スマートフォン向けサービスの企画・開発・運用事業及びエンジニア派遣事業等を行い、その他の事業ではWebマーケティング事業とプロモーション事業を主に手掛けている。2016年12月期のセグメント別売上高の構成比は、リサーチ事業が83.7%(うち、国内68.9%、海外31.1%)、ITソリューション事業が11.9%、その他の事業が4.3%で、セグメント利益では、リサーチ事業が168.2%、ITソリューション事業が13.0%、その他の事業が5.5%、調整額が-86.7%。 2. 2016年12月期決算 2016年12月期の連結業績は、売上高が前期比7.5%増の15,969百万円、営業利益が同8.9%増の1,342百万円、経常利益が同6.9%増の1,267百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同49.8%増の837百万円。営業利益は、中期経営計画の2016年12月期目標数値である1,249百万円を7.4%上回った。2015年12月期の営業利益1,233百万円はKadenceの会計処理方法の変更に伴い191百万円のかさ上げ効果があった。これにより、Kadence効果を除いた実質営業利益1,041百万円をベースにすると、海外リサーチ事業の売上減による粗利減やITソリューション事業の事業構成の変化による粗利減の影響もあったものの、国内リサーチ事業売上増による粗利増、その他の事業における売上増による粗利増・差異、全社及び販管費差異が、増益に寄与し前期比8.9%の増益、Kadence効果除きの実質営業利益では同28.9%増と大幅増益を達成した。 3. 2017年12月期業績予想 同社は、2017年12月期業績予想を売上高が前期比8.6%増の17,350百万円、営業利益が同4.3%増の1,400百万円、経常利益が同9.1%増の1,382百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同1.4%減の825百万円としている。販管費に含まれる人件費やその他経費の増加が減益要因となる計画だが、国内リサーチ事業の売上増による粗利増やITソリューション事業の売上増による粗利増などにより増益となる見通しだ。進行中の中期経営計画の最終年度である2017年12月期は、同社の業績予想は売上高・経常利益ともにやや未達となる見通しだが、増収増益トレンドは続くと見られる。 ■Key Points ・マーケティングリサーチからアプリ開発、Webサイト構築、プロモーションサービス等をワンストップで提供する総合マーケティンググループ。 ・2016年12月期は売上高が前期比7.5%増の15,969百万円、営業利益が同8.9%増の1,342百万円で、営業利益は中期経営計画を7.4%上回っての着地。前期の会計上のかさ上げ要因を除くと実質的な営業利益は同28.9%増。 ・2017年12月期の売上高予想は前期比8.6%増の17,350百万円、営業利益予想は同4.3%増の1,400百万円で、中期経営計画にはやや届かないものの、増益トレンドは続く。 (執筆:フィスコアナリスト 清水 さくら) 《HN》
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マーケティングメディアの運営等を行うデジタルマーケティング事業、データマーケティング事業、インサイト事業を手掛ける。配当性向15%前後目安。1100万人超のパネルネットワークや幅広い顧客基盤などが強み。 記:2024/07/26