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RIZAPーG Research Memo(8):新規事業では、2018年3月期にRIZAP GOLFを大幅拡大へ

2017/4/5 15:07 FISCO
*15:07JST RIZAPーG Research Memo(8):新規事業では、2018年3月期にRIZAP GOLFを大幅拡大へ ■中長期の成長戦略 3. 新規事業の成長戦略 RIZAPグループ<2928>は“RIZAP”の高いブランド力を活用した新規事業の立ち上げに取り組んでいる。これまでゴルフ、英会話、料理教室などをスタートさせている。このうちRIZAP GOLFとRIZAP ENGLISHはそれぞれ複数の店舗を展開し、顧客からの評価も高かったが、本格的多店舗展開の実施時期を1年先送りして2018年3月期からとした経緯がある。その理由はコンテンツやプログラムのブラッシュアップやトレーナーの確保といった体制固めを優先することが顧客満足度の向上につながり、事業の成功への近道となると判断したためだ。 そうしたなかでRIZAP GOLFについては2018年3月期において店舗網を大幅拡大することを決定した。その背景には、1)当初展開した6店舗(2017年1月オープンのRIZAPとのコラボ店舗1店を含む)において、会員数が順調に増加し、加速傾向にあること、2)RIZAP GOLFにおいても会員から圧倒的な顧客満足度を獲得できていること、の2つがある。 同社がRIZAP GOLFの本格拡大を遅らせた理由の1つには、需要に対応できるだけのトレーナーの確保という課題の存在があった。この点については、紹介プログラムの導入などの施策により、トレーナー1人当たりの獲得費用を大きく削減しながら、当面の店舗展開に必要なトレーナーを確保できたもようだ。これが来期の大幅拡大を決定した直接的なトリガーになったとみられる。 同社はRIZAP GOLF多店舗展開の準備に注力していた期間(2016年6月~11月)は広告宣伝を抑制していたが、上述のようにトレーナーの確保にめどがついたことから2016年12月以降、徐々に広告宣伝を復活させたところ、潜在顧客からの問い合わせが急増した。この事実にRIZAP GOLFの成功を確信した同社は、2018年3月期中に20店の新規出店を行う計画だ。 同社はRIZAPブランドの価値を毀損しないことを第1に考えて、新規事業展開ではスピード感を意識しつつも拙速を避けることに重点を置いている。それが多店舗展開のタイミングの1年先送りにつながったが、同時に、RIZAPメソッドの正しさやブランド力の強さを改めて認識することができた1年でもあった。同社は今後も新規事業拡大を進める方針であり、RIZAP ENGLISHやR-COOKの事業モデル確立を加速させていくとみられる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《TN》
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ボディメイク事業等を展開するRIZAPを中核とする持株会社。健康食品等の販売を行う健康コーポレーション、インテリア雑貨等を手掛けるBRUNOなども傘下に持つ。chocoZAP事業の拡大に引き続き注力。 記:2024/08/27