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エネクス Research Memo(1):2017年3月期第3四半期決算は、四半期ベースでの過去最高を更新

2017/3/27 15:00 FISCO
*15:00JST エネクス Research Memo(1):2017年3月期第3四半期決算は、四半期ベースでの過去最高を更新 ■要約 伊藤忠エネクス<8133>は伊藤忠<8001>グループ内でエネルギー分野の中核を担うエネルギー商社だ。産業向けから最終消費者向けまで、石油製品、LPガスを中心に幅広い事業を展開している。 1. 2017年3月期第3四半期決算は、四半期ベースでの過去最高を更新 2017年3月期第3四半期決算は、営業活動に係る利益が13,621百万円(前年同期比18.2%増)と大幅増益で着地した。売上総利益、営業活動に係る利益、当社株主に帰属する四半期純利益の各利益は四半期ベースでの過去最高を更新した。第2四半期までと同様に、電力・ユーティリティ部門を始め各事業部門の業績が順調に拡大した。国内の石油製品消費量は減少基調をたどっているが、原油市況が上昇基調に転じたこともプラスに働いた。 2. 現行中期経営計画最終年度の2017年3月期決算は予算を超過達成する見通し 2017年3月期通期は、第3四半期までの進捗が好調であることから、超過達成の可能性が見えてきている。第4四半期は同社の各事業にとっては総じて需要期に当たるうえ、LPガスや原油価格の上昇、為替の安定など外部環境も追い風の状況にある。今期は現行の中期経営計画の最終年度に当たるが、業績目標を完遂して締めくくることができる見通しだ。 3. 次期中期経営計画で示される新たな成長戦略が当面の注目ポイント 中長期の成長戦略は2018年3月期から始まる次期中期経営計画に引き継がれることになるが、その全容の発表は5月の予定だ。同社は2017年4月から組織を改編し、カーライフ部門とエネルギーイノベーション部門から成るエネルギー・流通事業グループを、生活エネルギー・流通部門と産業エネルギー・流通部門とに切り分ける予定だ。この組織再編と有機的につながるような成長戦略が打ち出され、成長が加速することが期待される。 ■Key Points ・2017年3月期第3四半期は、営業活動に係る利益の進捗率が予算比80%に迫る順調な決算 ・需要期の第4四半期は外部環境も良く、通期予想は超過達成となる見通し ・次期中期経営計画は2017年5月発表予定。現行中期経営計画をどのように発展・進化させるか注目 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《TN》
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時価総額 11,807,430百万円
1858年創業の大手総合商社。繊維、金属、食料、機械、エネルギー・化学品、住生活分野などで事業展開。伊藤忠エネクス、伊藤忠食品などを傘下に持つ。総還元性向50%目途。川下ビジネスの開拓・進化等に取り組む。 記:2024/08/30
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時価総額 187,711百万円
伊藤忠傘下のエネルギー商社。自動車販売のカーライフ事業、船舶燃料販売等の産業ビジネス事業、電力小売事業等も。配当性向40%以上目処。LPガスの直売顧客軒数は57万件超。31.3期純利益200億円以上目標。 記:2024/06/04