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ダイキアクシス Research Memo(5):量産型小形風力発電機を2016年2月に発売

2017/3/22 17:34 FISCO
*17:34JST ダイキアクシス Research Memo(5):量産型小形風力発電機を2016年2月に発売 ■事業概要 3. その他の事業 その他の事業の2016年12月期における売上高は731百万円と前期比11.6%増加した。売上高構成比はボトルウォーターの宅配を行うクリクラ事業が76.8%、バイオディーゼル燃料関連事業が17.4%、小形風力発電機関連事業が5.8%であった。販管費の圧縮や物流の効率化を図り、営業利益が22百万円と黒字転換した。 2012年4月にシルフィードを子会社化し、小形風力発電機関連事業に参入した。2014年10月から福島県でプロトタイプのフィールドテストを行い、2016年2月より量産機の販売を開始した。第1号機は、福島県の農業用ビニールハウスの独立電源として採用された。 通常のプロペラ方式に対し、同社製品は垂直軸方式を採用しており、全方向からの風で発電できる。長さ2mの板状の3枚羽を回す構造で、最も効率よく発電できる風速は11m/秒となる。小形風力発電機は一般的に風速12~14m/秒以上では風車の回転を停止させる必要があるが、同社製品は32m/秒でも問題なく稼働する。日本独特の乱流や強風などの風況変化にも対応でき、稼働時の静音性も特長となる。太陽光発電と比べると発電効率が良く、夜間や冬場でも発電量が落ちないことが強みとなる。 ダイキアクシス<4245>は同社製品を系統連携による売電ではなく、自家向け発電用として公共施設や商業施設の補助電源や独立電源として自治体や企業に売り込む。蓄電池を利用する独立型電源となるため、離島や山岳地のトイレ施設、計測所、観測所などに向く。また浄化槽のポンプ送風機電源、バイオディーゼル燃料装置電源にもなることから、環境機器関連事業とのシナジーが発揮できる。本体価格は350万円、それにオプション及び工事費が別途かかる。今後は一層のコストダウンに努め、将来は海外での展開も視野に入れている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健) 《SF》
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時価総額 9,775百万円
浄化槽・排水処理システムや地下水飲料化等を手掛ける環境機器関連事業が主力。愛媛県松山市に本社。住宅機器関連事業、再生可能エネルギー関連事業も。環境機器関連事業はメンテナンス事業、上水エスコ事業の拡大図る。 記:2024/07/08