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【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家R:コツコツドカンをなくすために・前編

2017/3/10 19:42 FISCO
*19:42JST 【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家R:コツコツドカンをなくすために・前編 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家R氏(ブログ「デイトレードで毎日を給料日にしよう♪」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ---- ※2017年3月7日16時に執筆 こんにちは。今回はデイトレードにおいて、コツコツドカンをいかにして回避するかというテーマで書きたいと思います。 あくまでこのレポートは勝てずに苦しい思いをしている人向けに作成しております。ご了承下さい。 ■コツコツドカンって何? コツコツと小さな利益を積み重ねていくことはできるが、負ける時にリカク(利益確定)何回分もの額を一気に負けてしまうことです。時にはリカク何十回分もの額を1回で失ってしまうこともあるかと思います。これはコツコツドカン型の典型であり、やはり人間の「欲」の部分がそうさせていると考えられます。ゆえに、いかに理屈でわかっていてもなかなか直せない非常に厄介な部分なのです。このドカンさえなくなれば多くの人が勝ち組になれるはずなのですが…。 ■ドカンまでの道のり いったいどのような流れでドカン、すなわち大損トレードを作り出してしまうのでしょうか。入口はいたって普通のトレードのはずです。単純に少し含み損が出てしまった。どうしよう、くらいでしょうね。 1. ロスカットをすると朝の利益が飛んでしまうから嫌だ! 2. さらに下落し、ロスカットすると昨日の利益まで飛んでしまうから嫌だ! 3. さらに下落し、もう後に引けない。ロスカットすると数日分の利益が・・・嫌だ! 4. なんでこんなに下がるの?もう無理。これじゃ1週間分の…いや1ヶ月分の… 5. もうどうにでもなればいい 要は勝ちを飛ばしたくないという「気持ちの問題」なのです。大負けをしてしまうと放心状態になってしまったり、何も考えたくなくなってしまうと思いますが、そういう時こそひとり反省会をすべきだと思います。以前のレポートに書いたように、あの時なぜこうしてしまったのか、どうすれば良かったのか、今後はどう対処するかきちんと考えるのです。 ひとり反省会をしてみると、「下がると思いつつも粘ってしまった」という場面が必ずあると思います。そしてそれは不思議と上記の1や2の段階で感じているはずです。つまり早い段階でその銘柄の変調を感じ、「逃げなきゃまずい!」と思っているはずです。 しかしながら、そこを粘り切り3の状況を作り出してしまうと、そこから先はもうただのお祈りタイムです。「上がりそう」「下がりそう」という雰囲気を感じ取ることさえ放棄してしまう精神状態になっているでしょう。 ですから、これも以前のレポートに書きましたが、雰囲気を感じ取り、経験からくる「直感」を素直に受け入れ、早い段階でロスカットをすることが本当に大事です。まさに「全ての投資機会で利益を出そうとしない」ということです。 ■それができないから苦労しているんだ! わかります。もちろんわかっています。実は私もドカンが直せません。というよりドカン容認派なのです。コツコツドカンでいいじゃないか、というタイプです。これについては後編でお話します。今回はロスカット練習方法ですね。 まず覚えておきたいこととして、コツコツドカンになりやすいのは逆張り派です。必ずというわけではありませんが、多いということです。逆張りは、その性質上どうしてもコツコツドカンになりやすいのです。 「下がればチャンス」という思考の投資法ですから、仮に自分が買ってさらに下がってしまったとしても、それを「もっとチャンス」と思い込んでしまいがちです。そこでナンピン買いを入れてもさらに下がってしまったら?「さらにチャンス!」と思ってしまうでしょう。そこでもナンピンをし、さらに下がってしまったら…そのあたりでやっと異変に気付くかもしれません。 このように、「下がればチャンス」という思考は、「下がれば下がるほどチャンス」という思考に流れていってしまいがちなのです。つまりロスカットという思考になかなか辿りつけないのです。 ■順張りでロスカットの練習 順張りというのは、上昇している株がさらに上昇することを見込んで買う投資法です。この投資法の場合、天井で掴んでしまうリスクがあることを皆理解しています。つまり、いったん飲み込まれると二度と助からないかもしれない、というリスクが頭にある状態ということです。 また、順張りの場合多くの人がどこまで伸びるか自分なりのシナリオを立てて買います。そのシナリオ通りの上昇がなかったり、思いのほか時間がかかってしまう時、前述のように「天井買い(高値掴み)になってしまうかもしれない」という感情が出てきます。 不思議なことに、こういう時ロスカットは非常にスムーズにできます。逆張り派でどうしてもロスカットができないという人は、練習と思って少し順張り投資も混ぜてみて下さい。仮に肌に合わなくてもロスカットをスムーズにする練習にはなります。 そしてそれができるようになることで、「全ての投資機会で利益を出そうとしない」という意味をきちんと理解し、逆張り時もロスカットが少しずつできるようになると思います。 今回はここまでですが、私の個人ブログは「デイトレードで毎日を給料日」と検索すると出てきます。そこでは株で勝つための考え方をもっと詳しく書いてありますので是非ご覧になって下さい。 次回はコツコツドカンをなくすために・後編です。私自身もいまだに直し切れないこのコツコツドカンをどうなくすか。また、なくせないのであればどのようにお付き合いしていくかをテーマにしてお届けします。楽しみにしていて下さい。 あくまで私個人が勝てるようになった経緯に基づいた個人的な意見になります。参考になるという方もいれば、参考にならない方もいらっしゃると思います。 どんな人にも面白いと思ってもらえるような記事作りに励んでいきたいと思いますのでよろしくお願いします。 ---- 執筆者名:R ブログ名:デイトレードで毎日を給料日にしよう♪ 《HK》