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ヒマラヤ Research Memo(1):気温影響で秋物苦戦も利益計画への影響は最小限

2017/3/3 16:47 FISCO
*16:47JST ヒマラヤ Research Memo(1):気温影響で秋物苦戦も利益計画への影響は最小限 ■要約 ヒマラヤ<7514>は一般スポーツ、ゴルフ用品の小売チェーンで業界3位。関東以西の中小規模商圏をターゲットにドミナント戦略による出店を拡大中。子会社の(株)ビーアンドディー(以下、B&D)も含めたグループ店舗数は2016年11月末で156店舗。 1. 2017年8月期第1四半期業績は2%増収、若干の損失拡大に 2017年8月期第1四半期(2016年9月−11月)の連結売上高は前年同期比2.0%増の15,935百万円、営業損失は504百万円(前年同期は411百万円の損失)となった。アウトドア用品が好調を持続した一方で、秋物衣料全般の販売が苦戦したほか、チームスポーツ用品の低迷が続き、売上高は計画を若干下回る進捗となった。ただ、販促費や出店経費をコントロールしたことで、利益面では若干の損失拡大にとどめ、ほぼ会社計画の範囲内での動きとなった。なお、第1四半期における出退店数は、出店が5店舗、退店が4店舗(B&D1店舗含む)となっている。 2. 2017年8月期業績は2期ぶりに増収増益に転じる見通し 2017年8月期の連結業績は、売上高が前期比2.0%増の73,500百万円、経常利益が同14.7%増の1,220百万円と期初計画を据え置いている。前期は記録的な暖冬、少雪となった事に加え、スポーツ用品の販売価格上昇の影響を受け増収減益となったが、適時適量仕入れの精度向上などにより、2期ぶりの増収増益を目指していく。 3. 持続的成長に向けた基盤づくりに着手 同社では今後の持続的成長に向けた基盤づくりの施策として、出店地盤の強化と店舗の付加価値向上、グループ戦略の再構築、新業態への取り組みを推進していく。出店については、ドミナント戦略により出店地域でのシェア拡大を進めていくほか、コト消費の提供なども取り入れ集客力の向上を目指す。また、消費トレンドの変化に対応するためカジュアル業態の開発に取り組んでおり、今春にも複数の業態で新規出店を予定しているほか、苦戦が続いているB&Dについては専門店としてさらに特化していく方針。また、売上高構成比で1割程度に成長してきたEC事業の強化も継続して行っていく。これら施策によって、2019年8月期には売上高78,000百万円、 経常利益で2,000百万円の水準を目指していく方針だ。 ■Key Points ・スポーツ用品小売業界第3位、関東以西でドミナント出店を展開 ・秋物衣料全般が苦戦し、2017年8月期第1四半期の収益は若干悪化 ・不採算店舗の整理と集客施策の強化で、通期では2期ぶりの増収増益目指す (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《HN》
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時価総額 10,522百万円
大型総合スポーツ用品店「ヒマラヤ」を全国展開。岐阜市に本社。オリジナル商品の企画・開発、ECサイト運営等も。24年2月末時点のグループ店舗数は98店舗。中期経営計画では26.8期売上高690億円目標。 記:2024/06/09