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*16:04JST システム ディ Research Memo（4）：業界トップシェアとデファクトスタンダードの地位を確立 ■事業部門別動向 (1)学園ソリューション事業 学園ソリューション事業は、システムディ<3804>の創業事業であり、収益の中核を担っている。同事業の内容は、国公立大学と私立学校法人（特に大学・高校、専門学校）向けに、学園業務全般について様々な業務支援ソフトによるトータルソリューションを提供している。主力製品のブランドは「キャンパスプラン」で、学務系（対学生・生徒業務）の各種ソフトウェア（出欠、入試、定期試験、進路指導など）と、法人系（学校法人の内部管理業務）の各種ソフトウェア（予算、会計、人事など）の両方が幅広くラインナップされている点に強みがある。現在では、全国の大学約1,100校中約350校に同社の校務支援ソフトが導入されるなど、業界トップシェアとデファクトスタンダードの地位を確立している。 学園ソリューション事業の2016年10月期は、主力製品の「キャンパスプラン.NET Framework」がユーザーから引き続き高い支持を得て順調に導入校数を伸ばし、期末では940校に達した。また、同社が進める「V&V Business」の方針に基づき、大規模校向けのカスタマイズ案件（Value案件）の獲得に注力した結果、日本大学からの大型受注獲得に成功するなど、順調な成果を収めた。 2017年10月期は前期同様「V&V Business」を推進して大型のValue案件と小口・クラウドのVolume案件の獲得に注力する方針だ。また、主力商品の「キャンパスプラン」は最近バージョン9がリリースされており、2017年10月期はこの最新バージョンソフトへの更新需要を掘り起こすことで、収益拡大につなげる方針だ。 （執筆：フィスコ客員アナリスト　浅川　裕之） 《HN》