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3Dマトリック Research Memo(7):資金調達については、銀行からの借入が基本
2017/1/13 8:59
FISCO
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*08:59JST 3Dマトリック Research Memo(7):資金調達については、銀行からの借入が基本 ■財務状況とリスク要因 (1)財務状況 スリー・ディー・マトリックス<
7777
>の2016年10月末の財務状況を見ると、総資産は前期末比739百万円減少の3,720百万円となった。主な変動要因としては、流動資産で現預金が1,045百万円減少した一方で、来期以降の止血材の販売拡大に備えた原材料調達資金を中心に前渡金が322百万円増加した。 負債合計は前期末比72百万円増加の596百万円となった。未払金が59百万円減少した一方で、原材料調達資金として有利子負債が150百万円増加した。また、純資産は親会社株主に帰属する四半期純損失の計上により、前期末比811百万円減少の3,123百万円となった 経営指標で見れば、期間業績の損失が続いていることで自己資本比率が前期の81.1%から75.7%に低下している。現預金は10月末で2,466百万円まで減少しており、第3半期以降も費用が先行する状況が続くことから、資金調達が必要となる。同社では、当面は銀行からの借入により事業活動資金を賄っていく方針としている。現在、主要3行と総額1,300百万円のコミットメントライン契約及び借入枠を締結しており、同枠内で必要資金を調達していくことになる。 2018年4月期に止血材の販売契約締結が実現すれば、営業利益も黒字化することになり、資金面でのリスクもなくなることが予想される。逆に、2018年4月期も製品販売や販売契約の状況に進捗がなければ、更なる借入枠の設定もしくは株式市場からの資金調達が必要となることも考えられる。 (2)事業リスクについて 同社は過去数期間にわたって、事業計画を下方修正してきた。その要因は、主要パイプラインである止血材に関して、欧州での販売提携契約が計画どおり実現せず交渉が長期化していること、また日米での治験開始時期についても関係当局の協議が想定以上に長引いており、当初の計画から遅延していることなどが要因となっている。このため、今後も販売契約の締結が進まない、または日米での関係当局との協議が長引く状況が続けば、今後の事業計画においてマイナスの影響が出る可能性がある。 また、止血材の販売は2016年4月期に始まったものの売上規模はまだ小さく、軌道に乗るまでには、なお時間を要するものと思われる。とはいえ、止血材を使った医師からの評価は高く、欧州、オーストラリアなどで徐々にではあるが採用が進んでいることから、今後、売上は着実に拡大していくものと弊社では見ている。ただ、同社製品の性能を凌駕する新たな止血材が登場した場合には、業績面でマイナスの影響が出る可能性がある。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《TN》
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自己組織化ペプチド技術を用いた医療製品を開発する。外科領域、組織再生領域、ドラッグ・デリバリー・システム領域で事業展開。消化器内視鏡領域の止血材は欧米で好調。欧州で次世代止血材の製造販売承認申請。疑義注記。 記:2024/09/19
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