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SDエンター Research Memo(1):第2四半期で成長への布石を打ち、第3四半期以降は投資回収を本格化へ

2017/1/10 15:38 FISCO
*15:38JST SDエンター Research Memo(1):第2四半期で成長への布石を打ち、第3四半期以降は投資回収を本格化へ SDエンターテイメント<4650>は北海道地盤の、ゲーム、ボウリング、映画など総合娯楽施設やフィットネスジムを全国で展開する企業。2014年1月にRIZAPグループ<2928>の傘下に入って事業構造改革を進め、現在は成長追求のステージに移行した。既存事業の拡大に加え、放課後デイサービスや認可外保育、介護などの新規分野にも進出。 2017年3月期第2四半期決算は、売上高4,066百万円(前年同期比2.6%増)、営業利益50百万円(同36.7%減)と前年同期からほぼ横ばいとなった。期初予想比較では売上高が184百万円の未達となったが営業利益と経常利益は予想を上回っての着地となった。今第2四半期累計期間は将来の成長に向けて布石を打つ、先行投資の時期だったというのが弊社の理解だ。 主要事業部門のフィットネス事業では、既存店ベースでは見学入会率や初期定着率などのKPIが改善し、既存店会費収入は前年同期比2%増と好調だった。物販では売上増に加えて自社品比率向上によって粗利益率が上昇した。店舗閉鎖の影響で前年同期比減収となったが、各店舗の集客力や収益性は着実に向上している。 GAME事業では、店舗のスクラップ・アンド・ビルドと、稼げる機種であるプライズゲームの強化を2つの柱に、成長を目指している。不採算店舗の順次閉鎖を行う一方で新たに店舗を拡張しているが、帯広音更店の成功で地方都市を対象とした出店モデルが確立しつつある。またプライズゲームでは集客力のある新型機の大型投資に踏み切った。 “その他事業”は子会社事業が加わったことで売上構成比約20%を占めるに至っている。介護事業、カウネット事業、テレマーケティング事業はいずれも順調に進捗したほか、放課後デイサービス2施設と認可外保育園1施設を第2四半期に開設し、事業拡大にスタートを切った。 2017年3月期通期予想の達成は、簡単ではないが十分可能だと弊社ではみている。前年度下期は複数の一過性要因が重なり、利益が圧迫されたが、今下期はそうした要因は現段階では見当たらない。ボウリング事業の競争環境激化などの不安要因はあるが、フィットネスやGAMEなど他事業では順調な推移が続いている。 ■Check Point ・17/3期2Qは増収減益となるも営業利益と経常利益は計画を上回って着地 ・17/3期通期は大幅増収増益の見通し ・17/3期配当は5.84円の見通し (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《TN》
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