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ケンコーマヨ Research Memo(1):17/3期2Qは期初計画を上回る好調な決算となる

2016/12/28 14:13 FISCO
*14:13JST ケンコーマヨ Research Memo(1):17/3期2Qは期初計画を上回る好調な決算となる ケンコーマヨネーズ<2915>は、サラダ・総菜類、マヨネーズ・ドレッシング類、タマゴ加工品などの製造販売を手掛けている。業務用に強く、ロングライフサラダの業界シェアは37.6%で首位、マヨネーズ・ドレッシング類も14.7%と業界最大手であるキユーピー<2809>に次ぐ2位に位置する。 2017年3月期第2四半期累計(2016年4月−9月)の連結業績は、売上高が前年同期比8.3%増の36,009百万円、経常利益が同38.8%増の2,490百万円といずれも期初会社計画を上回る好調な決算となった。分野別・業態別のきめ細やかなメニュー提案活動や製品開発力を強みに、タマゴ加工品やサラダ・総菜類、マヨネーズ・ドレッシング類などいずれも順調に売上げを伸ばした。また、連結経常利益率が前年同期比で1.5ポイント上昇したが、これは小型形態のロングライフサラダ等の高付加価値商品の売上が好調だったことに加え、原材料費や物流費の低減効果、並びに連結子会社の生産性向上が要因となっている。 2017年3月期の連結業績は、売上高が前期比5.8%増の70,800百万円、経常利益が同22.6%増の4,200百万円と過去最高業績を連続更新する見通し。期初計画から売上高で800百万円、経常利益で700百万円増額修正したがこれは上期の増額分を上乗せしたもので、下期だけでみると期初計画をほぼ据え置いた格好だ。夏場の台風や天候不順の影響で野菜価格の高騰が続いており、下期は原材料費の調達コスト上昇を見込んでいるのが要因だ。 2016年11月7日同社は2019年3月期以降の成長に向けて、グループ生産拠点構想を新たに発表した。具体的には、タマゴ加工品の生産拠点である静岡富士山工場やロングライフサラダ、ドレッシングの生産拠点である西日本工場の増築を行うほか、フレッシュ総菜の製造子会社で新工場を2拠点新設する。2019年3月までに稼働を開始する計画で、総投資額は150億円強となる。 株主還元策としては、連結配当性向20%を目安に安定配当を基本としており、2017年3月期は前期比2円増配の30円を予定している。配当性向が15.9%となるため、今期業績が計画を達成すれば、更なる増配も期待される。また株主優待として、毎年3月末時点での株主に対して、保有株数に応じて自社製品(1,000円または2,500円相当)の贈呈を行っている。 ■Check Point ・小型形態のロングライフサラダが引き続き好調を持続 ・自己資本比率が47.2%に上昇し、中計目標の50%に着実に近づく ・6期連続の増収、連続最高益更新となる見通し (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《TN》
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マヨネーズやドレッシング、パスタソース等の製造・販売を行う。1919年創業。マヨネーズ、ドレッシングは国内家庭用市場でトップシェア。アヲハタを傘下に持つ。海外でKEWPIEブランドの認知拡大を図る。 記:2024/08/02
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