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日本トリム Research Memo(2):電解水素水整水器市場で、14年連続してトップ

2016/12/19 15:34 FISCO
*15:34JST 日本トリム Research Memo(2):電解水素水整水器市場で、14年連続してトップ ■会社概要 1982年に整水器の販売を目的として設立された日本トリム<6788>は、1990年に自社工場を設立した。整水器の国内市場において、14年連続してトップの座を維持している。電解水素水整水器市場でのシェアは59.4%と高く、2番手企業の4倍弱の圧倒的な差を付けている。 2016年3月期の売上高(15,280百万円)の事業別内訳は、ウォーターヘルスケア事業が94.6%(うち電解水素水整水器が64.4%、カートリッジが23.1%、その他が7.1%)、医療関連事業が5.4%であった。 (1)電解水素水整水器とは 同社の製造販売する電解水素水整水器は、家庭用管理医療機器である。1965年に、厚生省より医療用電解水製造装置が生成するアルカリイオン水(電解水素水)を飲用することで慢性下痢、消化不良、胃腸内異常発酵、制酸、胃酸過多に有効であることが認められた。1999年の日本医学学会総会で、アルカリイオン水は厳密な比較臨床試験により安全性、有効性の再確認がされた。2005年の薬事法改正により、整水器は家庭用管理医療機器として承認を得ている。 昨年来の、水素水ブームでアルミパウチやボトル詰めされたバブリング水素水市場が伸びているが、健康食品であって効能について言及することはできない。同社が手掛ける整水器は、医薬品医療機器等法(旧薬事法)において胃腸症状改善の効果・効能が認められている。また、整水器は飲用水生成器の中でも、効果・効能が認められている唯一の機器になる。一般財団法人機能水研究振興財団では、飲用弱アルカリ性電解水を機能水と定義付けている。 整水器は、水道水をろ過した浄水を電気分解し、電解水素水(アルカリ性の水素を含んだ電解水)と弱酸性水を生成する。電解水素水を飲用する。 電解水素水整水器のメリットは、胃腸症状改善などの健康効果がある、コストが安い、いつでも作りたての新鮮な水素水、エコロジーの4点が挙げられる。電解水素水は、再現性のある有用な機能を持つ水溶液になる。その特徴は、1)還元性(抗酸化性)のある水素を含む、2) pH9~10未満のアルカリ水、3)ミネラル類を原水(水道水)に比べ約10~20%多く含む。ミネラル類は、カルシウム、マグネシウム、ナトリウムになる。単なるアルカリ性水やバブリング水素水とは異なる。費用面では、イニシャルコストがかさむが、長期間使用できるので、単位当たりのコストが割安になる。アルミパウチ、ペットボトル、ガロンボトルなどの容器も不要なため、エコロジーである。 同社は、ユーザーの使用状況に合わせた家庭用整水器のラインアップを用意している。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健) 《RT》
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整水器メーカー最大手。電解水素水整水器等の製造・販売を行うウォーターヘルスケア事業が主力。電解水透析等の医療関連事業も。ステムセル研究所を傘下に持つ。スポーツ分野、美容分野の販路開拓は順調に進捗。 記:2024/06/11