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ティア Research Memo(5):価格の開示と適正費用の提示で慣習を打ち破り、業界平均を下回る価格でサービス提供
2016/12/14 15:38
FISCO
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*15:38JST ティア Research Memo(5):価格の開示と適正費用の提示で慣習を打ち破り、業界平均を下回る価格でサービス提供 ■事業概要 (4)特徴・強み ティア<
2485
>の最大の特徴は、「葬儀価格の完全開示化」と「適正な葬儀費用の提示」を行い、旧来の葬儀社の慣習を打ち破ったことにある。このため、葬儀単価についても全国平均が140万円台であるのに対して、同社は110万円前後と業界平均を下回る価格でサービス提供を行っている。なお、2015年9月期以降、同社の単価が下落しているが、このうち2015年9月期については送迎バス費用の計上方法を変更したことが主因となっている(従来、葬儀費用の中に含めていたが、委託手数料分のみを費用計上)。また、2016年9月期は主に祭壇単価の下落で前期比1.2%の下落となっている。 出店戦略ではドミナント出店による多店舗展開を進めており、将来的には全国展開、少なくとも主要都市部で「ティア」ブランドの出店を目指している。また、社長自らが年150本を超える講演活動を行っているほかテレビ・雑誌などのインタビューにも応じるなど、積極的な広報活動を行っていることも特徴の1つと言えるだろう。 同社の強みとしては、他社に真似のできない人財教育システムが挙げられる。「ティアアカデミー」と呼ばれる人財教育システムでは、新卒入社の新人社員は入社後3ヶ月間、中途入社の社員でも1~2ヶ月間は葬祭・宗教知識、葬儀施行技術などの専門分野に加え、徳育的観点から「命」や「心」に関しての教育を実施している。現場配属後も3ヶ月に1度は社長セミナーの受講を義務付けており、葬儀業である前に「究極のサービス業」であること、「遺族に対して最高のおもてなし」をし、感動を与えられる社員になれるよう心の教育を行うなど、実践的な育成カリキュラムを組んでいる。 また、客観的な判断基準として社内検定試験を等級別に7段階に分けて実施しており、個々の社員の能力を把握できるようにしている。こうした人財教育システムが同社の質の高いサービスを作り上げており、競争力を支える源泉となっている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《YF》
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ティア
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時価総額 9,769百万円
葬儀会館「ティア」を直営・FC展開。中部、関西、関東地区中心。グループ会館数は206店舗。個人宅などでもサービスを提供する。ドミナント出店による利便性向上図る。買収で売上拡大。販管費等の増加を吸収。 記:2024/09/30
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