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三井智映子と始める株主優待入門(7):株主優待+配当で高インカムゲインを狙う!

2016/12/8 12:12 FISCO
*12:12JST 三井智映子と始める株主優待入門(7):株主優待+配当で高インカムゲインを狙う! こんにちは、フィスコリサーチレポーターの三井智映子です。 今日は株式投資をするメリット、インカムゲインを深掘りしたいと思います。 インカムゲイン(income gain)とは、安定的・継続的に入ってくる収益のこと。資産運用をする際に、資産を保有することで安定的、継続的に受け取れる収入のことで、銀行預金する際の利息、利付債券の利息、投資信託の収益分配金などがインカムゲインに当たります。 株式投資では、株主が企業から受け取る配当金がそれに該当しますが、株主優待もインカムゲインだということができます。 インカムゲインの対義語になるのがキャピタルゲイン。キャピタルゲインは保有する資産の値段が上がったり下がったりするときに生じる差額で得ることができる収益です。 キャピタルゲインを得るためには、銘柄を調べたり市場動向を学んだりするかなりの努力と頻繁に取引をする時間が必要です。 それに比べるとインカムゲインを狙う投資では、たまにメンテナンスをすれば保有しておくだけでいいですし、「安定的、継続的に得られる」という大きなメリットがあります。 では、気になるインカムゲインでどのくらいの利回りが得られるか、ですが、年間で3%以上の配当利回りの企業も多くあります。現在、銀行の定期預金の利子が約0.01%の利回りであるため、数百倍の利回りでインカムゲインを得ることが可能なわけですね。 その上、優待で得られるリターンもあるとしたら、とてもお得な運用ということができるのではないでしょうか。 株主優待を目当ての投資をするにしても、その企業がどれくらい株主への配当を出しているのかも含めて、トータルのリターンを考慮して選んでいきたいですね。 配当利回りを調べる際には、スクリーニングが便利です。フィスコが提供している「FISCOアプリ」をはじめとする、いわゆる「株アプリ」などによく搭載されている機能ですが、手近なところではネット証券会社のウェブサイトなどでも利用することができますので、ぜひご自分で検索してみてください。 SBI証券のサイトでは、好配等銘柄を抽出のためのおすすめスクリーニングを紹介してくれています。これは、長期投資を念頭に、安定して好配等が期待できる銘柄を抽出するというものなのですが、次のような条件を例示しています。 「東証一部」「50万円以内」「時価総額:800億円以上」「過去3年売上高変化率:8%以内」「自己資本比率:50%以上」。 これによって選び出された銘柄を、予想配当利回りが高い順に並べてみて、株主優待の有無やその内容を見ていけば、あなたにとって最も魅力的な高インカムゲイン銘柄を見つけ出せるかもしれませんね。 三井智映子と始める「株主優待入門」は、三井智映子の見解でコメントしています。 フィスコリサーチレポーター 三井智映子 《FA》