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グローブライド Research Memo(1):グローバルブランド「DAIWA」のライフタイム・スポーツ・カンパニー

2016/12/6 16:02 FISCO
*16:02JST グローブライド Research Memo(1):グローバルブランド「DAIWA」のライフタイム・スポーツ・カンパニー グローブライド<7990>は、釣具(グローバルブランド名「DAIWA」)で1976年に売上高世界No1に躍進。以来、数々のイノベーションを積み重ね、独自のテクノロジーを基盤とした革新的な製品と新たなフィッシングライフの提案などで常に業界をけん引し、フィッシングの世界では知らない人はいないと言っても過言ではないほどの存在だ。そのほか、ゴルフ、テニス、サイクルスポーツ用品なども手掛けており、グローバルに展開している。2016年3月期においては、販売先は、国内向けが7割、海外向けが3割。米州、欧州のほか、アジア・オセアニアで着実に足場を固めてきた。最近では、アジア向けの売上の伸びが著しい。なお、製品は一部の高級品を除いて、ほぼ中国、ベトナム、タイなど海外で生産している。主力はフィッシングで売上高の82.6%を構成、そのほか、ゴルフが7.4%、テニス・サイクルスポーツ用品が9.6%となっている。 2009年10月1日に旧社名ダイワ精工(株)から現社名に変更。釣具に関しては引き続き「DAIWA」ブランドを継承し、着実に成長を遂げている。趣味の領域の製品カテゴリーであるため、収益は景気動向に左右されやすい。ただ、ブランド力は強力であり、今後は釣具以外の分野をいかに伸ばすかもポイントになりそうだ。今後も市場創造型の革新的な新製品の開発を通して世界市場の活性化に努めていく。 2017年3月期を最終年度とする中期経営計画を進めており、順調に進捗している。到達目標として、売上高80,000百万円、営業利益3,000百万円、1株当たりの年間配当金50円を掲げているが、このうち営業利益については2016年3月期の段階で既にクリア。配当金も最終年度で達成する見込みだ。売上高については、長く雌伏の時期が続いていたが、計画どおりで推移すれば、今期は1993年3月期に記録した過去最高である80,652百万円まで、あと一歩のところまで迫ることになる。 株主還元については、2016年3月期の配当性向は31.2%と30%台に乗せている。さらに、2017年3月期は実質11%の増配を見込んでいる。株主優待制度も導入しており、株主数の増加にもつながっているようだ。革新的な製品を生み出すための開発研究や設備投資に意欲的で内部留保とのバランスを取りながらではあるが、積極的な株主還元姿勢は評価されよう。 ■Check Point ・2016年3月期は増収、営業利益・当期純利益で増益にて計画値を上回って着地 ・2017年3月期は引き続き営業増益、売上高は過去最高に迫る見通し ・毎期着実に増配を継続、2017年3月期は実質前期比11.1%増となる50円配当を予想 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水野 文也) 《HN》
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「ダイワ」ブランドで知られる釣具大手。中高級品に強み。フィッシング事業の売上構成比率は8割超。テニス用品やゴルフ用品等も。26.3期売上1500億円目標。スピニングリール「セルテート」の新モデルを発売。 記:2024/05/02