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ラクス Research Memo(4):500億円の潜在市場の中でシェアNO.1を走る

2016/12/1 16:43 FISCO
*16:43JST ラクス Research Memo(4):500億円の潜在市場の中でシェアNO.1を走る ■ラクス<3923>の会社概要 (3)クラウド型経費精算システム「楽楽精算」 「楽楽精算」は、交通費・出張旅費・交際費等に関わる経費の処理を一元管理し、すべての利用者(申請者、承認者、経理担当者)の業務を効率化するツールである。例えば、申請者にとって交通費の精算は面倒な業務の1つだが、このツールを使えば交通系ICカードをかざすだけで経路や運賃等の履歴の取り込みができたり、内蔵されている「乗換案内」を使用して経路を選択すると、運賃が自動で計算されるなど、申請の手間が軽減される。承認者や経理担当者にとっての効率化のインパクトはさらに大きい。規定違反をチェックする機能や申請者の通勤定期区間を自動的に控除する機能があり、チェック業務が大幅に削減される。導入費用(10万円※)及び月額利用金(3万円~※)がリーズナブルなことも好評のようだ。2010年3月期の発売以来右肩上がりで売上高を伸ばしており、2017年3月期第2四半期の対前年同期比は約77%増になる。 ※1~50ライセンスまでの金額、ユーザー追加及びオプションに従って別途料金がかかる。 「楽楽精算」がターゲットにしているのは、紙やエクセルで経費精算を行っている中堅中小企業(従業員50人~1,000人規模、国内約10万社)であり、その市場規模は約500億円と推定されている。「楽楽精算」の売上高は2016年3月期で568百万円であり、伸びしろは大きい。クラウド型経理精算システム導入社数ランキング(2015年同社調査)では、1位が「楽楽精算」で1,236社、2位が550社、3位が100社となっており、導入社数に占める同社のシェアは約65%と他社を圧倒している。 2016年8月15日-8月31日には首都圏において「楽楽精算」のTVCMを実施した。ラッコの着ぐるみを着たビジネスマンが「楽楽精算」のメリットを訴求するユニークな企画となった。電話調査によると、CM放送前の認知度が17.5%に対し、CM放送後は46.7%となり、一定の効果が得られたようだ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫) 《HN》
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経費精算システム「楽楽精算」が主力。電子請求書発行システム「楽楽明細」やクラウド型販売管理システム「楽楽販売」などのほか、IT人材事業も展開。楽楽精算は累計導入社数が1.7万社超。成長投資を継続。 記:2024/08/23