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今週のマーケット展望「米大統領選挙で大荒れの可能性も」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(飯村真由)

2016/11/7 10:23 FISCO
*10:23JST 今週のマーケット展望「米大統領選挙で大荒れの可能性も」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(飯村真由) こんにちは、フィスコリサーチアナリスト飯村真由の「マネックス証券の気になるレポート」です。 11月7日付けのマネックス証券メールマガジン「新潮流」に、チーフ・ストラテジスト広木隆氏のレポート「今週のマーケット展望」が掲載されました。今回はその内容をご紹介していきますね。 今週の大イベントは、なんといっても8日に行われるアメリカの大統領選挙ですよね。広木さんも『今週の相場は米国大統領選挙の結果次第。これに尽きる』と書いておられます。 『順調に開票が進めば、日本時間で9日昼~午後には大勢が判明する見込みだが、まれにみる接戦だけに最終結果の判明は東京市場の取引終了後、日本時間の夕方~夜になる可能性もある』とのことで、広木さんは『東京の大引けまでに最終結果がわからない可能性が高い。なので、変動性は高まるがBREXITのような「決定的なショック安」は、取引時間中には発生しないというのをメインシナリオとする』と分析しています。 一方、『サブシナリオは、早い段階でフロリダ、オハイオ、バージニアの「スイング・ステート」でトランプ氏が勝利すること』で、そうなれば『東京市場は「トランプ大統領誕生」で反応する。すなわち大幅安になるだろう。6月のBREXITでは1300円近く下げた。今回も1000円幅の下落となってもおかしくはない。その場合、ドル円もあっさり100円を割るだろう。95円程度まで円高が進むかもしれない』と警戒感を表明しています。 ただし、『「トランプ大統領誕生」で市場が急落したら、そこは絶好の買い場となるだろう。「トランプ大統領誕生」による急落は、ショック安や狼狽売りで、実体経済の悪化を反映したものではないからだ。そうしたセンチメントの急変による安値はミスプライスとなることが多く、その後の修正が期待できる』とのことですので、冷静な投資判断をしていきたいところです。 また、クリントン氏が勝利した場合については『これまでの下げに対する買戻しは入る。しかし、クリントン氏が勝っても一気に大幅高とはならないと思われる』と広木さんは予想しておられます。 いずれにしても、9日の大統領選結果と、それによる市場の動きには目が離せそうにありません。しっかりと動きを見極めていきたいですね。 飯村真由の「気になるレポート」はマネックス証券の「メールマガジン新潮流」に掲載されたレポートを飯村真由の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいね。 フィスコリサーチアナリスト 飯村真由 《FA》