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パイプドHD Research Memo(7):売上高は34.8%増の54億円、純利益は133.9%増の見込み

2016/11/7 16:21 FISCO
*16:21JST パイプドHD Research Memo(7):売上高は34.8%増の54億円、純利益は133.9%増の見込み ■業績動向 (2) 2017年2月期(通期予想) 進行中の2017年2月期は売上高5,400百万円(前期比34.8%増)、営業利益1,000百万円(同72.2%増)、経常利益990百万円(同76.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益580百万円(同133.9%増)が予想されている。 通期の予想に対する上半期の進捗率は、売上高で43.5%、営業利益で40.9%にとどまっているが、パイプドHD<3919>のビジネスモデルはストック型(クラウド型)であり、上半期中に獲得した顧客(アカウント)の売上高は下半期にはフルに寄与することを考慮すれば、この通期予想を達成することは十分可能だろう。 セグメント別の売上計画は公表されていないが、情報資産プラットフォームでは美歴、パブリカ、Sprinklrの収益化による増収、広告では、(株)ジェイアール東日本企画などと共同出資した新会社経由の受注獲得やSNS広告需要の獲得による増収などを見込んでいる。さらにソリューション事業では、ペーパレススタジオジャパンやウェアハートの増収に加え、新規に連結となったカレンの増収分が加わる見込みだ。このため、目標としている5,400百万円をクリアするのは決して高いハードルではなさそうだ。 また経費面においても、前々期から前期にかけて大量採用した人員が既に戦力化しつつあるので、今期の増員は過去に比べれば少数となる予定であり、人件費の増加率は低下する。言い換えれば、売上高の増加によって経費増を吸収することは十分可能で、増収さえ確保できれば大幅増益となる可能性は高い。さらに2016年6月に発生した不正アクセス問題は、記述のように現在では完全に解決しており、通期の業績予想には影響がない。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《HN》
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