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リボミック---2017年3月期は赤字を見込むが新規契約がないとの保守的な前提。

2016/10/12 7:47 FISCO
*07:47JST リボミック---2017年3月期は赤字を見込むが新規契約がないとの保守的な前提。 リボミック<4591>は東京大学発のバイオベンチャー。リボ核酸(RNA)を人工的に合成したRNAアプタマーを利用した新たな高分子医薬の開発を進めている。2008年1月に現在の大株主である大塚製薬と長期共同研究契約を締結。2011年2月に全薬工業と技術アドバイスに関する契約を締結したほか、2014年3月には大正製薬とも共同研究契約を締結した。前臨床試験を終えた早期の段階で製薬メーカーなどにライセンス・アウトをすることで共同研究収入とライセンス収入の獲得を図り、黒字化の定着を目指している。 2017年3月期は売上高が前期比21.4%減の0.95億円、営業利益が7.85億円の赤字(前期は5.32億円の赤字)を見込む。同社の業積を左右する創薬品目のライセンス・アウトや共同研究のステージアップ、新規契約締結の時期などが相手先主導で進められるため、業積予想は保守的な観点から新規契約による事業収益が年度内にないと想定。仮に新規契約が発生した場合、業績の上ブレにつながる可能性がある。なお、8月9日に発表した第1四半期決算は売上高が前年同期比36.4%減の0.24億円、営業利益が1.48億円の赤字(前年同期は1.07億円の赤字)で着地した。 2015年12月末に大塚製薬と共同研究している3製品が契約満了日を向かえ、2品目(RBM002、RBM003)が共同開発の継続に至らず単独開発に移行するが、1品目(RBM001)がライセンス契約に向けて新規に共同開発契約を締結。また、2016年3月に同社の開発品目のひとつ(RBM007)が国立研究開発法人・日本医療研究開発機構の創薬支援事業に採択された。これらパイプラインの今後の進捗に期待したい。 《TN》
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東大発のバイオベンチャー。核酸医薬の一種であるアプタマーに特化した医薬品の研究・開発を行う。対象疾患「滲出型加齢黄斑変性」のRBM-007が先行パイプライン。東京大学と眼科疾患に関する共同研究契約を締結。 記:2024/08/13