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ビューティ花壇 Research Memo(6):16/6期は労務費の圧縮や原価低減の取り組む

2016/10/11 16:24 FISCO
*16:24JST ビューティ花壇 Research Memo(6):16/6期は労務費の圧縮や原価低減の取り組む ■ビューティ花壇<3041>の業績動向 (1) 過去の業績推移 過去6期分(2011年6月期−2016年6月期)の業績を振り返ると、2014年6月期までは、主力の「生花祭壇事業」が伸び悩みを見せるなかで、「生花卸売事業」や「ブライダル装花事業」の伸長、M&Aにより参入した新規事業(土木・建設事業、その他の事業)により、事業規模を拡大してきた。ただ、2016年6月期は、「土木・建設事業」からの撤退の影響や単価下落の進展等により業績は踊り場を迎えている。 一方、営業利益率は、「生花祭壇事業」における単価下落や円安による仕入原価の高騰などを受けて低下傾向をたどってきた。特に、2014年6月期は単価下落が想定以上に急速なペースで進んだことから営業利益率は大きく低下した。2016年6月期は、労務費の圧縮や原価低減の取り組みにより若干改善している。 なお、過去6期におけるM&Aの実績は、2012年2月の昇建設(土木・建設事業)、2012年4月のSHF(その他の事業)、2012年6月のビンク(その他の事業)、2013年4月の花時(生花祭壇及び生花卸売事業)、2013年10月のマイ・サクセス(生花卸売事業)、2015年6月のキャリアライフサポート(その他の事業)が挙げられる。 一方、資本効率を示す自己資本利益率(ROE)は、利益率の低下に伴って大きく低下した。2015年6月期は特別損失の計上により純損失に陥ったことからマイナスとなっている。また、財務基盤の安定性を示す自己資本比率も有利子負債残高の増加とともに低下している。同社が「業界のコストリーダー」として事業拡大を実現するためには、収益力の強化とともに財務基盤の増強が課題となるだろう。 当座比率については、2015年6月期末において3期ぶりに100%以上となると、2016年6月期末も流動負債の減少(主に短期借入金の減少、未払法人税及び消費税の減少)により134.7%と更に改善した。固定長期適合率については、長期資金の調達により62.3%と前期末より17.4ポイント改善している。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫) 《HN》
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総合フラワービジネス会社。生花の卸売や生花祭壇、供花などを制作・販売。システム開発事業、就労継続支援事業等も。生花卸売事業は増益。価格転嫁効果や販管費の効率化などが寄与。24.6期2Q累計は2桁増収。 記:2024/04/09