マーケット
10/4 15:15
38,635.62
+83.56
42,011.59
-184.93
暗号資産
FISCO BTC Index
10/7 1:23:34
9,338,917
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

オプティム Research Memo(10):IoT・AI・ロボット分野への投資を強化し、第4次産業革命の中心企業へ

2016/10/6 16:24 FISCO
*16:24JST オプティム Research Memo(10):IoT・AI・ロボット分野への投資を強化し、第4次産業革命の中心企業へ ■オプティム<3694>の成長戦略 (2) 「◯◯×IT」の進捗 第1次産業革命のコア技術が蒸気機関、第2次産業革命は電力、第3次産業革命はITと自動化、第4次産業革命はIoT・AI・ロボットと言われる。すべてのモノがインターネットでつながり生産や流通をAIが最適化する世界、ITが既存の業界基盤を再構築する世界が2025年以降に到来する。同社ではこの時代を見据えてIoT・AI・ロボット分野へのR&D投資を強化してきた。2016年3月期には既に各業界との協業により「◯◯×IT」のアプローチも始まっている。 建設関連では、2015年にコマツ<6301>(小松製作所)と業務提携を行った。オプティムの提供する「Optimal Second Sight」を活用することで、現場の作業員を遠隔地にいる熟練した作業員がサポートでき、熟練作業員の体験の若手作業員への共有や作業員不足を補うことが可能になる。 農業関連では、2015年に佐賀大学農学部・佐賀県農林水産部・オプティムの三者連携が成立し、2016年6月にはIT農業の実証実験の経過報告が成された。ドローンの活用による画像撮影・解析により大豆の害虫の検出に成功するなど、一定の成果が現れている。今後、ドローンやウェアラブル機器、ネットワークカメラ、全天球カメラ、アグリクローラー(カメラの一種)等から収集した画像データや作業指示などを含む記録を、「OPTiM Cloud IoT OS」上で収集・解析し、連携協定を通じて蓄積されるビッグデータを元に育てる「スマートやさい」をブランド化する計画も進行中だ。 医療関連では、2015年9月にMRT<6034>(MRT株式会社)と医療IT・ヘルスケア分野で業務提携を行なった。「Optimal Second Sight」の技術を活用し、2016年4月には、国内初となるスマホの遠隔診療・健康相談サービス「ポケットドクター」を医療機関向けに「かかりつけ医診療サービス」として提供開始し、同年7月には一般ユーザー向けに「予約相談サービス」として提供を開始した。今後、医療機関と連携し、「Cloud IoT OS」、「Optimal Second Sight」の2つのプラットフォームを組み合わせて、メディカルIoTプラットフォームの構築を行う予定だ。 イーロン・マスク率いるテスラモーターズはITの力で自動車業界を変えた。スティーブ・ジョブズ率いるアップルはITの力でモバイル通信業界を変えた。菅谷社長率いるオプティムもITの力で農業・医療・建設などの業界を大きく変えようと発想しており、第4次産業革命の中心となる意気込みで開発と事業化を推進している。“小さな巨人”の底知れない進化から目が離せない。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫) 《HN》
関連銘柄 3件
3694 東証プライム
598
10/4 15:00
-1(-0.17%)
時価総額 32,974百万円
PC・モバイル管理SaaSサービス「Optimal Biz」が主力。スマホ3次元測量アプリ、AI活用の契約書管理サービス等も。豊富な顧客基盤が強み。市場拡大により、モバイルマネジメントサービスは業績拡大。 記:2024/06/24
6034 東証グロース
845
10/4 15:00
+27(3.3%)
時価総額 4,829百万円
医療人材紹介サイトを運営。オンライン診療サービスも。東大医学部付属病院の互助組織が法人化して誕生。医師目線によるサービス提供が強み。医師スポットアルバイトのマッチング件数、求人掲載件数で国内トップ。 記:2024/05/03
6301 東証プライム
4,060
10/4 15:00
+10(0.25%)
時価総額 3,950,973百万円
建設機械・鉱山機械で世界2位。工作機械なども。IT活用のアフターサービスに強み。24.3期3Q累計は中国の建機需要が冴えず。だが北米や中南米で鉱山機械が堅調。円安も効いて増収増益に。配当性向4割以上目安。 記:2024/04/12