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帝人Integrated Reporting:「挑戦するDNA」を引き継ぎ、価値を生み出し続ける(2)

2016/10/6 13:18 FISCO
*13:18JST 帝人Integrated Reporting:「挑戦するDNA」を引き継ぎ、価値を生み出し続ける(2) 帝人<3401> ●トップメッセージ(帝人(株)代表取締役 社長執行役員CEO 鈴木純) ※統合報告書2016から要約 帝人グループでは現在、2014年11月に公表した「修正中期計画」に取り組んでいます。2015年度は同計画で掲げていた2016年度の利益目標を1年前倒しで達成する形となりましたが、これに慢心せず2016年度も各施策を引き続き着実に進めていきたいと考えています。 「修正中期計画」では、「構造改革」と「発展戦略」という2つの大きな柱を掲げています。この2つの施策は、外部要因に影響されにくい事業基盤を構築し、継続的に高収益を確保できる事業ポートフォリオへの変革を図るために欠くべからざる両輪です。 帝人グループの事業の中にも「強み」と「弱み」が共存しています。これらを短期的な視点でなく中長期的な視点から見極め、取捨選択し、「強み」の部分を最大限に活かしながら成長分野に資源を投入していく取り組みが、帝人グループの進める「構造改革」です。 一方、それぞれの事業の中にある「強み」と「弱み」とは、必ずしも普遍的なものとは限りません。時代によって移り変わるそれらはいわば「個性」「特徴」ともいえるものであり、事業戦略とは、各事業の持つこうした「個性」を「強み」に仕上げていく営みです。帝人グループは、素材、ヘルスケア、ITを併せ持つユニークな事業体であり、こうした事業の組み合あわせもまた一つの「個性」です。これらの分野を複合化・融合させることによって、新たなビジネスを創造し続ける — これが私たちの「発展戦略」です。 また「発展戦略」は、「環境・省エネ」「安心・安全・防災」「少子高齢化・健康志向」といった、マクロトレンドから見た世界的な成長機会に沿った戦略を展開していくことでもあります。このような成長機会を捉えて、まずは既存事業の個々の強みを伸ばして収益基盤の強化・拡大に努め、さらに各事業の強みの組み合わせによる「発展戦略」を通じて、新たな顧客価値を提供し続けることができると確信しています。 さらに価値を創造し続けるために必要なことは、ソリューションを考え抜くことです。世界の変化を察知し、常に顧客志向(=お客様視点で考えること)を原点として、サプライチェーンをよく知り、どこで付加価値が生まれるのかを見極めていくことが肝要です。 帝人グループの挑戦は始まったばかりですが、我々の中にある「挑戦するDNA」を守り続けながら、総力を挙げて「変革」に取り組み、社会が必要とする新たな価値を創造し続けることで、未来の社会を支える企業となることこそ、我々の目指すところです。 《FA》
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1918年創立の化学メーカー。マテリアル事業、繊維・製品事業が柱。パラ系アラミド繊維で世界トップシェア。在宅酸素療法用酸素濃縮装置などに強み。アラミド、炭素繊維などは新規用途開発の推進などに取り組む。 記:2024/10/05