マーケット
11/28 15:15
38,349.06
+214.09
44,722.06
-138.25
暗号資産
FISCO BTC Index
11/29 1:37:21
14,450,121
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

マネックス証券【今週のマーケット展望】:ISM景況感指数が鍵、改善なら流れが変わる可能性

2016/10/3 10:26 FISCO
*10:26JST マネックス証券【今週のマーケット展望】:ISM景況感指数が鍵、改善なら流れが変わる可能性 今週の最大の注目は全米サプライマネジメント協会が発表する9月のISM景況感指数だ。3日に製造業の、5日に非製造業の景況感指数が発表される。8月の製造業指数は2ヶ月連続の低下となり、好不況の分岐点である50を2月以来6ヶ月ぶりに下回った。非製造業指数も2ヶ月連続の低下となったが下落幅が大きく、市場予測を大きく下回った。水準としては6年半ぶりの低さだった。 9月の相場を振り返るとこの2つのISM景況感指数の下振れで円高の流れが決定づけられたと言っても過言ではない。事実、製造業指数発表直前、ドル円は104円をつけていた。それが、製造業指数が出た途端に103円10銭台まで急落。市場の反応という意味では非製造業指数のインパクトの方が大きかった。市場予想を大幅に下回るネガティブサプライズで、発表直前の103円半ばから102円ぎりぎりまで、約1円50銭の急落となった。ざっくり言えばISMで104円から102円まで2円ほど円高にもっていかれた感覚だ。 今回、ISMは製造業、非製造業とも持ち直しが予想されている。これらが改善すれば、この材料で下げた2円分を戻し、103円台前半までの円安はあり得るだろう。そうなればずっとドル円の頭を抑えてきた75日移動平均を抜き、一目均衡表の雲の中に入る。これまでとは景色が違ってくる。日本株の大きな支援材料になるだろう。 週末に雇用統計を控えていることから、ISM非製造業指数と同じ5日発表のADP雇用レポートにも注目したい。 物色対象としては、米経済指標改善で円安が進むなら無論、景気敏感株が中心となろうが、今週は3日からノーベル賞の発表が始まる。バイオ関連が投資テーマとなるかもしれない。そのほか小売業の決算発表がある。5日はABCマート<2670>、良品計画<7453>、イオン<8267>の決算が、6日には7&iHD<3382>の決算が発表される。 マネックス証券 チーフ・ストラテジスト 広木 隆 (出所:マネックス証券「メールマガジン新潮流」より抜粋) 《NO》
関連銘柄 4件
2670 東証プライム
3,042
11/28 15:30
-15(-0.49%)
時価総額 753,257百万円
ABCマートを運営する靴小売大手。ナイキ、アディダスなどのブランドと強固な関係を構築。オッシュマンズ・ジャパン等を傘下に収める。グループ店舗数は1490店舗超。国内は高付加価値スニーカー等の販売に注力。 記:2024/10/24
2,621.5
11/28 15:30
+45.5(1.77%)
時価総額 6,827,844百万円
国内流通グループ最大手。セブン-イレブン・ジャパンやイトーヨーカ堂、セブン銀行等を傘下に収める持株会社。海外コンビニ事業の売上構成比率が高い。海外コンビニ事業は店舗網の拡大、オリジナル商品の強化等に注力。 記:2024/10/24
7453 東証プライム
3,042
11/28 15:30
+4(0.13%)
時価総額 854,133百万円
生活雑貨や衣服、食品等の販売を行う「無印良品」を国内展開。西友のプライベートブランドとして1980年に誕生。海外では「MUJI」を展開。店舗数は国内外で1300店舗超。国内では日用品好調。生産管理を効率化。 記:2024/10/20
8267 東証プライム
3,614
11/28 15:30
+81(2.29%)
時価総額 3,151,137百万円
流通大手。総合スーパーを軸に、食品スーパーやドラッグストア、金融、不動産などを手掛ける。アセアンなどアジアでも事業展開。GMS事業では食品PB中心に低価格戦略実施。SM事業では地域オリジナル商品を拡充。 記:2024/10/24